私、清葉アキ子は現在44歳、絶賛婚活中。見た目はキレイなお姉さん系、都内出身、四年制大学を卒業後、編集兼ライターの仕事をしています。38歳から始めた婚活で体験したこと、わかってきたことを堅実女子の皆さんにお伝えできればと思い、ここで紹介します。婚活は、まさしくサバイバルなのです……。

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1人暮らし歴19年……

実家を出て1人暮らしを始めて19年。25歳から一度も人と一緒に暮らしたことがない。

そもそもは地元から始発に乗っても早朝ロケ撮影の集合時間に間に合わないとか、終電が早いため夜遅くまで仕事をしていて終電に乘り遅れたとか、そういったことが何度重なり、都内に引っ越そうと思ったやむを得なさがあったが、ほんの少し、一度は一人暮らしをしておきたいと思っての、独立だった。あのころは何の疑いもなく28歳くらいには結婚するつもりでいたので、一度くらいは1人暮らしを体験しておきたい……そんな気持ちだったのに。それが、気づけば間もなく20年。“ちょっと体験”のつもりが、マイルール&マイペースですごす生活が、すっかり板についてしまった。

1人暮らしが大変、とそこまで思ったことはないのは、実家にいたときに洗濯やら掃除やら料理やらをずっとやらされていたのが大きいかもしれない。背が高いほうなので、多くの女子のように「高いところが届かない」なんていう悩みもない。ほとんど仕事で自宅にいないし、自宅にいたとしても仕事で集中していることが多いから、「寂しさを感じる」なんてこともない。組み立て家具も1人で組み立てられるし、テレビの配線やらネットの接続やらも、説明書とにらめっこしながらではあるが自分でできる。

なんでも自分1人でできるので、付き合っていた彼氏に「助けてー!」と言える女子をうらやましいとさえ思ったし、こういう頼れない性格や自立しすぎている感じこそ、独身である理由のひとつと思って恨んだことがある。

病気になると1人が心細い

ただ、後にも先にも、唯一大変と思ったのは、インフルエンザにかかったときだろうか。年末ぎりぎりまで働いて、その足で実家に帰り、数日滞在して1月2日の深夜に自宅に戻ったが、その夜はなぜか寝苦しく、関節という関節がすべて痛くてのたうち回っていた。翌朝になってもその苦しさが治まらなかったが、1月3日ということもあり近隣の病院は休診。しかも、年末のラストスパートは会社に泊まり込んでいて、しかもそのまま実家に帰ったので、自宅には水ひとつない状態。頭も痛くてふらふらだったので高い熱があることだけはわかったが、ふだん風邪ひとつひかない私にとって、こういう不調はなんだかわからない。とりあえず、途中で倒れる覚悟で這うようにして自宅から少し離れた救急病院に向かった(タクシーなんてぜんぜん走ってない!)。

診断はインフルエンザ。1月4日は仕事始めで、しかも締め切りというのに、1週間の外出禁止を言い渡された。締め切りはなんとか数日伸ばしてもらうことにし、体さえ楽になれば謹慎期間の仕事は自宅での作業などでなんとかするとしよう。でも、数時間寝ているだけで汗だくになる寝間着やシーツを替えるのもしんどい。しかも、着替えがなくなるから洗うのも干すのもしんどいけど、やらないといけない。のどが渇いたけれど、飲み物もない。食欲は普通にあるけれど食べ物ひとつない……。人生初の高熱で、1人でいることがこんなにも大変なものなのか!と初めて思い知らされた。

あのときは、孤独死っていう不安は頭をよぎらなかったけれど、あとから思い返すと、ああいうことが今後も起きないとは限らないし、孤独死って意外とあり得るな……と思うようになった。

「男性に結婚を意識させるなら、病気や疲れで弱っているとき!」と恋愛指南やモテ指南の先生も結婚相談所の仲人たちも言い切るが、それは男性だけじゃなくて女性も同じだ。

同居人に「イラッ」「寂しい」と思うことは、孤独死よりイヤ

先日、同業のお姉さまが、長年連れ添った旦那さまと離婚した。なぜそんなことに!?理由を聞くと、実はこれもまたインフルエンザ。彼女がインフルエンザになって寝込んでいたところに、仕事を終えて帰ってきた彼が帰宅。寝ていた彼女への開口一番は、「飯、ないの?」だったとか! 「インフルエンザにかかってしまって……」と言ったら、「じゃ、外で夕飯食べてくる」と言って出かけていったそうだ。彼女に「具合はどう?」という声もかけなかったし、「なにか食べたいものある?」とも聞かなかった。もちろん、自分だけどこかでなにかを食べてきて、彼女には何も買ってこなかったし、お粥を作ってくれるなんてこともなかった。さらに、帰ってきてからの彼は、テレビをつけてバラエティー番組を大音量で見ながら大笑いし、完全に無視。「私のこと、心配じゃないの?」と聞いたら、「うつされても困るし……」と言ったそうだ。自分が病気になって、初めて知った、夫の本性! 

もはやケンカすらする気になれず、これなら孤独死のほうがまし!と、病床で離婚を決意したとか。

長年1人で生きてこれた人にとって、1人よりツライと感じたり、孤独死よりイヤだと感じたりするのは、一緒に住んでいる人が自分にとって「イラッ」の対象になってしまったり、一緒にいるのに「寂しい」と思ってしまうことなのかも? 

「私、電化製品繋ぐのとか苦手なの!」とか、「虫が怖いから、いますぐ助けに来て!」とか、「私、うさぎと一緒で、だれかと一緒じゃないと寂しくて死んじゃ〜う!」とかいう“甘えたちゃん女子”のほうが早々に結婚しているのは、自立していない女性が生きていくスベを手に入れるための本能によるものなのかもしれないね。

まぁ、1人暮らし歴が長い“1人でなんでもできるもん!”の私でも、だれかと一緒にいたい!と思ってしまった出来事がもうふたつある。

それは、1人暮らしが大変!というのとはまた違うが、1人暮らしで怖い!!と思ったできごとだ。

普段は健康体だからこそ、弱っている時には支えがほしくなる。でも、同居人が心配すらしてくれないなら、一緒に住んでいても孤独なだけ……。

アキ子が誰かと暮らしたいと思ったふたつのできごと、とは……!?〜その2〜に続きます。