日本で活躍するK-POPガールズグループ、CHERRSEE登場!【K-POPの沼探検】#64
写真・小笠原真紀 動画・千葉 諭 文・尹 秀姫
【ペンになってもいいですか!?】vol. 64
左から、NENE、AIRI、YUMA、MIYU、LENA、HIKARU
--CHERRSEEのみなさんは日本で活動してはいるけれど、K-POPのカラーを持っているのが独特なグループですが、みなさんが思うCHERRSEEの長所は?
HIKARU 勇敢な兄弟さんから楽曲を提供していただいているというのは、もちろん韓国でもすごいことだと思うんですけど、それが日本のグループだとなおさら、ありえないことなんじゃないかなって思います。今まで私たちが発表した曲はすべて、勇敢な兄弟さんに書いていただいてるんですよ。これがCHERRSEEの曲だよというふうに作っていただけるのは、すごく贅沢なことだと思います。私たちに合わせて曲を書いていただいているぶん、私たちも胸を張れる活動をしないといけないなと思いますね。
NENE ダンスも韓国の方に振り付けを考えていただいて、レッスンも韓国で受けているので、シンクロ率の高いダンスはある意味、韓国育ちの私たちの武器だと思います。とはいえ、日本のグループであることのいいところもどんどん取り入れていきたいですね。今後はもっとK-POPとJ-POPのよさを融合させて、カッコよかったりかわいかったりセクシーだったり、いろいろな表情を見せられるようになりたいです。
NENE
--韓国でレッスンを受けてきて、日本との違いを感じたことは?
HIKARU ダンスは韓国でレッスンを受ける前からずっとやっていましたが、ダンスができるできない以前に、まずチームとして体の使い方を統一するということからレッスンが始まるんですよ。足の開き具合から向き、体の傾け方、骨の使い方やスタンスなどを全員で揃えるんです。
NENE それまでダンスを10年くらいやってきていますけど、日本では教えてもらったことがクリアできたら次の段階に進むし、それがたとえ他の人と揃ってなくてもそこは個性として認められるんですけど、韓国ではまったく違うんです。個性とか自分らしさを出してしまったらアウト。全員が揃うまで次に進めないんです。
MIYU 手の上げ下げが揃わないだけで、次の段階に進めないんですよ(苦笑)。いつまでたっても基礎練習の繰り返し!
HIKARU でも、プライドなんて2日でなくなったよね。
LENA うんうん。
HIKARU
HIKARU 韓国に行く前は、韓国のアイドルの動画を観ながら全員の動きをシンクロさせる練習をしてきてたものの、どうしても揃わなくて。何でシンクロしないんだろう?って思ってたんですよ。でも韓国のレッスンでずっとアイソレ(アイソレーション・体の部位ごとのトレーニング)とかウォーキングだけをやった後は、自然に振りが揃ったんですよ。それで、こういうことか! って納得しました。
--では、新メンバーの2人がそこに合流するのは大変だったのでは?
YUMA そうですね。私はもともとHIPHOPダンスをやっていたので、やっぱり全然違うところがあって。先生によく注意されていました。
AIRI 私の場合はそれまでダンスをやったことがなかったので、先生から教えてもらったことをそのまま踊ることしかできなくて、逆にクセがないからよかったのかなと思いました。
YUMA それは先生にもよく言われました(苦笑)。
NENE 私も最近やっとCHERRSEEの曲を踊れるようになりました。それまではずっとしっくりこなくて。
MIYU
HIKARU MIYUもバリバリJ-POPダンスを踊れる子なので、ダンスがうまいからこそ大変だったよね。覚えてる? レッスンの時に、泣きながらカウントしてたの。めっちゃシュールだったよね(笑)。
NENE ああっ、思い出したくないよー!
HIKARU カウントを口に出して言いながら練習するんですけど、全員で順番ごとにやってったら、MIYUとかNENEとか泣きながらカウントしてるんですよ(笑)。
MIYU ごはんも食べていないから、もうグチャグチャだったよね。
NENE お腹が空きすぎて泣いてるのか、うまくできなくて泣いてるのか、何で泣いてるのかわからない! っていう(笑)。
LENA 私はその時はまだ日本語がわからなかったから、何でみんな泣いてるの!? って(笑)。
HIKARU ダンスの先生も私たちが全員できないと帰れないんですよ。だから私たちも、自分たちができないと先生がまた帰れないって、申し訳なくて。
LENA
--韓国で一番つらかったのはダンスのレッスン?
NENE そうですね。基本、韓国では練習室にこもりっぱなしだったので、練習生期間はずっと練習しかしていなかったです。ボイストレーニングはむしろ息抜き(笑)。
HIKARU まだ寒い時期でマイナス14度とかの気温で、ブレイブ・ガールズさんが来る前に掃除をするんですけど、その後はまた地獄のレッスンがはじまって……。
MIYU その時はまだ私は高校生で、大阪の学校と東京と韓国を行き来してたのが大変でしたね。テストがある時は大阪に戻って、東京で日本のレッスンを受けて、韓国でも練習漬けで……。自分がどこにいるんかわからなくなるっていう(苦笑)。
LENA しんどそう!
MIYU 一番大変やったんが、その時はまだCHERRSEEっていうグループができるかどうかもわからなかったこと。毎日、今日はひとり脱落しますって言われながら練習していたんですよ。みんなでダンスを揃えるっていう課題をやりながらも、次の日はひとり落とされますっていう……。感情的に厳しかったです。毎日が刺激的でした。
AIRI 刺激的すぎる!(笑)
AIRI
HIKARU いつ帰国できるかも知らされないから、どれだけ荷物を持っていけばいいのかわからなくて大変でした。
NENE 日本から送ってもらったりしたよね(笑)。
YUMA 韓国でのレッスンは大変だったっていう話は聞いてたけど、そこまで大変だったとは思わなかった!
NENE 何となく話したことはあるけど、韓国であったこと全部はしゃべってないもんね。
HIKARU 全部話したらたぶんドン引かれると思う。日本のスタッフに泣きながら電話して「もうやめたい!」って叫んだこともあったし(笑)。当時は私がリーダーだったんですけど、さっきMIYUが言ってたように、毎日誰かが落とされるっていう日々で。私がみんなを守れなかったら誰か落とされるんじゃないかって、ホテルに帰ってもずっとビクビクしたままで。大げさですけど、ずっと気を張ってる感があって、ずっといっぱいいっぱいでした。
LENA すごくがんばってくれたよね!
HIKARU 私はLENAが入ってきた時、泣きましたもん。日本人メンバーだけでも手一杯だったのに、日本語ができないLENAの面倒まで!? ってなって、もう無理! って。
LENA でもみんなが泣いてる時、私は「何で泣いてるのかなー?」ってのんきでした(笑)。
NENE 衝撃的な出来事が次々と起こるので、だんだん麻痺してきちゃったよね。
HIKARU 一番覚えているのは、スタッフさんに「明日まで歌詞覚えられる?」と聞かれて、できるはずもないのに私が「できます」って言っちゃって。結局できなかったんですけど、すごく怒られて。その時「自分に何ができて、何ができないのかをちゃんとわかってなきゃいけないんだ」って、最初の1週間で気づけたのはよかったです。もしかしたら、それを教えるためにスタッフさんはあえて私たちに無茶振りしたのかな? って、今となっては思うんですけどね。
YUMA
--韓国でのレッスンの合間に遊びに行く時間はなかったと思いますが、ソウルのおすすめスポットは?
MIYU カロスキルは韓国に行くと絶対行きますね。メイク用品は韓国で買うことが多いです。
NENE カンナム駅の地下に大きな商店街があるんですけど、そこは安いお洋服がたくさん売ってるので、ルームウェアをみんなで揃えたりとかしました。
AIRI 私は韓国どころか海外に行くのも初めてだったんですけど、みんなについていくのが精一杯で、正直どこに行ったのかも覚えてないです(苦笑)。
HIKARU みんなでカカオカフェに行ったよね! 最初は何がかわいいのかわからなかったけど、帰国する頃には大好きになっていました。
LENA 仁寺洞という街はすごく古い感じの韓国風の街でおすすめです。
--最後に、CHERRSEEの夢は何ですか?
NENE 近い目標だと、来年5月25日で私たちが3周年を迎えるんですけど、今よりも大きな会場で公演をするっていうのを目標にしています。大きな目標としては、J-POPとK-POPのスタイルを合わせたグループって他にいないと思うので、日本でも海外でもCHERRSEEっていうジャンルが確立できるくらい、大きくなれたらいいなと思っています!
韓国語でひとこと!など仲良し動画はこちらから
Information
http://cherrsee.com/
3rdワンマンライブ【東京公演】日程:2018年8月18日会場:代官山ODD時間:<1部>OPEN13:00/START13:30 <2部>OPEN17:00/START17:30
【大阪公演】日程:2018年8月25日会場:あべのロックタウン時間:<1部>OPEN13:30/START14:00 <2部>OPEN17:30/START18:00
3周年記念公演『duo MUSIC EXCHANGE』日程:2019年5月25日会場:duo MUSIC EXCHANGE