新橋・烏森神社のお膝元、小さな老舗や雑多な大衆居酒屋が軒を連ねる裏通り。そのうちの一軒に、鮮やかなブルーの木枠がひと際目を引く店がある。

新橋とは思えないスタイリッシュなガラス戸の向こうには、美味しい時間を約束してくれる魅惑の空間が広がっていた!



昭和な風情すら感じる小路で思わず足を止めてしまう、鮮やかなブルーの格子扉

ガラス扉越しに感じるのは行き交う人の羨望の眼差し
『TXIKI PLAKA』

大きく採られたガラス張りの外観で、はっとするほど鮮やかなブルーのドア枠が印象的なのは、昨年10月にオープンした『ティキプラカ』だ。

定番の肉ビストロや、見慣れた風貌の店が無数にひしめき合う新橋だからこそ、このような洒落た外観は、異質な存在として際立っている。その奥からは食事を楽しむ大人たちの賑わいが感じられ、思わず中を覗きたくなる。



会社帰りに同僚をアテンドすれば、裏通りに突如現れるこの店の存在感が、皆を驚嘆させること間違いない。

狎こΠ譴糧食の街〞として知られるバスク地方の料理に魅せられた女性店主が、腕を振るうこの店の造りはいたってシンプルで、10人掛けのロングテーブルが一卓のみ。



鰯と野菜の冷製ラザニア¥1,350

空間のセンスだけではなく料理のセンスと美味しさも群を抜いていると評判だ。

冷製ラザニアは、脂がたっぷりのった鰯とトマトの酸味、コクのあるオリーブタプナードの味わいが見事に融合。ピンクペッパーの風味もアクセントに。

料理は、本場バスクの要素を踏襲しながらも、素材の組み合わせやソース使いは、新しさの追究も怠っていない。



牛ハラミとマッシュルーム(ピンチョス)¥1,280。パプリカやにんにく、アーモンド、トマトなどを加えて作るロメスコソースが美味



オープンサンドの5種盛り合わせ¥380〜(1個)。70%のカカオとチョリソーの斬新な組み合わせなど、一口ごとに新しい発見がある!



ひと皿ごとのポーションもほどよく、1ピース単位でオーダーできる料理があるので、同僚女子のポイントも高い

名物のオープンサンドをはじめ食材の絶妙な組み合わせや、彩り豊かな盛り付けは他にない。そんな美食をより引き立てるのが、10席しかないロングテーブルだ。小皿料理で賑わう、本場タパスバルのカウンターを連想させる。

感度の高い大人だけが選ぶ、新橋の異空間に仲間と身を置けば、優越感をくすぐられる、心地のよい夜となる。



大皿料理をわいわいシェアするのも楽しいけれど「美味しいものを少しずつ食べたい」というのも女子の本音。



平日は18時台から予約で満席、が常なので、飛び込み入店はほぼ不可能。通行人の眼差しが優越感を満たしてくれるのだ。