徴古館「幕末明治の鍋島家―大名から侯爵へ」展示内景

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平成30年に明治維新から150年を迎えることを記念し、佐賀県内各地で「肥前さが幕末維新博覧会」が開催されている。

【写真を見る】11代鍋島直大夫人栄子の夜会服(公益財団法人鍋島報效会所蔵)

これに合わせて市内の徴古館では鍋島家伝来品による特別展「幕末明治の鍋島家 ―大名から侯爵へ」を開催中だ。

鍋島氏は徳川家康により正式に佐賀藩主と認められた名家。特別展では、長崎港の警備などに力を注いだ10代佐賀藩主鍋島直正公の時代、そして11代直大公や栄子夫人が活躍した侯爵鍋島家の時代を中心に、直筆の手紙や愛用品などから、その人となりと鍋島家の歴史に迫る。

特別展では、国産最古級のカメラや鹿鳴館時代のドレスを展示。14年ぶりに公開される直正肖像写真などは貴重なものだ。

会期は来年1月14日(祝)まで。会期中は4回展示品の入れ替えが行われ、第一期は6月15日(金)までとなっている。

時間は9時30分から18時まで。料金は400円で高校生以下は無料。

幕末の貴重な名品から、近代日本を感じてみてはいかがだろうか。(東京ウォーカー(全国版)・ウォーカープラス編集部)