「近江牛すき焼&焼肉弁当」(1500円)/南洋軒 草津駅コンコース店

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八幡山城の城下町として、近江商人が行き交い栄えた「近江八幡」。そんな町を楽しむなら、近江牛を味わいつつ、自然と歴史に触れる旅を満喫したい。まずは、草津駅で名物駅弁を買い、そのまま近江八幡まで足を延ばそう。自然豊かな八幡公園で近江牛弁当を堪能したら、八幡山城跡を散策したり、有名和菓子店の甘味を味わってみて。最後は八幡堀を船で巡り、町の風情を存分に感じよう。<※情報は関西ウォーカー(2018年6月5日発売号)より>

【写真を見る】「近江牛めし」(1280円)/南洋軒 草津駅コンコース店

■ <11時>南洋軒 草津駅コンコース店

草津で100年以上の歴史を誇る弁当屋。近江牛を贅沢に使った弁当がそろうなかでも、「近江牛すき焼&焼肉弁当」は、2種の近江牛の味わいが堪能できると評判だ。ほかにも、秘伝のタレに漬けた「近江牛めし」などもそろう。

ピリ辛の焼肉タレをまぶした近江牛と、ダシが効いたすき焼き風の近江牛が楽しめる。加熱式容器なので、いつでもホカホカが味わえるのも魅力的。また、商品の入替も多いため弁当は完全予約制。前日午前中までに店に電話注文すれば店で受取可。

代々伝わる秘伝のツユで煮込んだ近江牛は脂が甘く、とっても柔らか。デザートにうばがもちが入るのもうれしい。

自然を感じながら、近江牛に舌鼓。

滋賀の郷土菓子「うばがもち」を販売する店で弁当も扱う

改札を出てすぐの駅構内に店を構える。

■南洋軒 草津駅コンコース店<住所:草津市渋川1-1-16 JR草津駅構内2F 電話:0120-377-040(代表) 時間:8:30〜17:00 休み:なし>

■ <12時>八幡山ロープウェー

日牟禮八幡宮の境内にあるロープウェーで、八幡山城跡のある八幡山へと向かおう。城下町が一望できる展望館や、恋人たちの聖地として生まれ変わった西の丸跡など、緑に囲まれた城跡をのんびり歩いて楽しんで。

空の旅を満喫しよう。

空気も澄んでいてすがすがしい。

恋人たちの聖地として盛り上がっている。

■八幡山ロープウェー<住所:近江八幡市宮内町 電話:0748-32-0303 時間:9:00〜17:00(上り最終16:30、毎時15分間隔で運行) 休み:なし 料金:大人往復880円>

■ <13時>日牟禮八幡宮

旧八幡町の総社として平安時代に創建され、古くから近江商人の信仰を厚く集めた神社「日牟禮八幡宮」。古木が生い茂る神域には、神秘的な雰囲気が漂い、江戸時代の豪商・西村太郎右衛門が奉納した安南渡海船額などの重要文化財も多い。

神秘的な雰囲気である。

ほかにも、商売繁盛や学業向上のご利益があると言われている。

■日牟禮八幡宮<住所:近江八幡市宮内町257 電話:0748-32-3151 時間:8:00〜17:00 休み:なし 料金:境内無料>

■ <14時>近江八幡日牟禮ヴィレッジ たねや 日牟禮乃舍

近江八幡発祥の和菓子店「近江八幡日牟禮ヴィレッジ たねや 日牟禮乃舍」。日牟禮八幡宮の参道沿いに店を構え、限定商品「つぶら餅」が人気を集めている。近江のもち米をつき上げ、あんこを包んだひと口サイズの餅は、あっさりとしたぜんざいと楽しむのがおすすめ。

北海道産の小豆をあっさりと炊き上げるため、素材のおいしさがしっかり感じられる逸品。

趣あふれる空間に。

ガラス越しに職人がつぶら餅を手際よく焼く様子が見られる。

のんびりとした時間を過ごして。

■近江八幡日牟禮ヴィレッジ たねや 日牟禮乃舍<住所:近江八幡市宮内町日牟禮ヴィレッジ 電話:0748-33-4444 時間:9:00〜18:00(茶屋LO17:00) 休み:なし 座席:約90席 タバコ:禁煙>

■ <15時>八幡堀めぐり

時代劇でもなじみある豊臣秀次が築いた八幡堀を、昔ながらの屋形船に乗って遊覧してみよう。両岸に白壁土蔵や旧家が立ち並ぶ情緒あふれる堀を進むと、まるで江戸時代にタイムスリップしたみたいな気分に。

八幡堀と共に繁栄した近江国の町並みも満喫しよう。

■八幡堀めぐり<住所:近江八幡市多賀町743 電話:0748-33-5020 時間:10:00〜16:00の不定期運行 ※季節により異なる 休み:不定休 料金:大人1人1000円 ※1週間前までに要予約>【関西ウォーカー編集部】(関西ウォーカー・編集部)