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 連日のモリカケ問題の新事実発覚にもかかわらず、なんとか低空飛行を続ける安倍政権。そんな中、官邸にとってもはや“リスク”と化しているのが麻生太郎財務相だ。「財務省の福田淳一前事務次官のセクハラ問題について、“セクハラ罪という罪はない”と発言し、大炎上。それを受けて、女性団体関係者が財務省前で集団で抗議するなど、騒動をさらに長引かせる結果になりました」(全国紙政治部記者)

 それでも失言は止まず。5月16日に開かれた自民党議員のパーティでは、シンガポールで開催予定の米朝首脳会談について「(北朝鮮の飛行機が)途中で落っこちちゃったら話にならない」と発言。「中国、韓国でも報道されましたが、日朝会談を調整する大事な時期に、この発言で関係がこじれたら厄介です」(自民党関係者)

■海外や自民党内からも批判が

 過去にも、「金がねえなら結婚しないほうがいい」(2009年)、「(終末期医療について)さっさと死ねるようにしてもらうとか、考えないといけない」「名古屋人というのは民度が低い。あんな市長(河村たかし氏)を選んじゃうんだから」(ともに13年)など、失言を挙げればキリがない。「極めつけは、13年にシンポジウムで発言した“ワイマール憲法も、いつの間にかナチス憲法に変わっていた。あの手口を学んだらどうか”。これには海外からも批判が殺到しました」(前出の記者)

 憲法改正案をナチス憲法にたとえられては、安倍晋三首相もたまったものではないだろう。「踏襲をフシュウ、未曾有をミゾウユウと読むなど、答弁などでの漢字の読み間違いが小学生レベルとたびたび批判されてきましたが、これまでは“麻生節”として自民党執行部も黙認でした。ただ最近は“世間の常識からズレすぎている”と不安視する声も」(前同)

 しかも、モリカケ問題が再燃してからは、失言が増えているようにも見える。「財務省も巻き込んで、安部総理と昭恵夫人の尻拭いをしてやっているという、苛立ちもあるのでしょう。安倍総理にしても、今、麻生財務相に辞められては、自身がさらに責任追及の矢面に立たされるため、どうしても及び腰になる。福田前次官の問題でも、安倍総理は即更迭を主張しましたが、麻生さんは頑として譲らなかったそうです。結果的に政権に大きなダメージを与えました」(前出の自民党関係者)

 一蓮托生ともいわれた安倍-麻生ラインに、亀裂が入りつつあるようだ。「今後も政権を吹き飛ばす、致命的な失言爆弾が飛び出しかねません」(前同)

 口は災いの元。安倍政権にとって、未曾有の事態になるかもしれない――。