薩摩串木野まぐろの館 / 「西郷どんの漬け丼」(950円)には、クジラのさえずり、マグロの角煮など小鉢も付く

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東シナ海に面し、遠洋マグロ船の船籍数が日本で最も多い港町である、鹿児島県いちき串木野。最近では、幕末に薩摩藩の若き藩士らがイギリスへ渡った地として、北部の羽島が注目を集めている。そんな話題の地でドライブにおすすめの5スポットをご紹介!

【写真を見る】 薩摩串木野まぐろの館 / シビマグロの漬けは、ご飯にマグロの漬けをのせ、まずはそのまま。2杯目はダシ汁をかけてお茶漬け風に

■ 約150年前の若き薩摩藩士の渡英を学ぶ「薩摩藩英国留学生記念館」

薩英戦争後の1865年に、イギリスへ留学生として派遣された19人の若い藩士たちが、出航までの約2か月を過ごした地に建つ「薩摩藩英国留学生記念館」。展示資料を通して、船旅の逸話やイギリスでの生活の様子、帰国後の留学生たちの活躍などを学べる。

[薩摩藩英国留学生記念館]鹿児島県いちき串木野市羽島4930 / 0996-35-1865 / 10:00〜17:00 / 火曜休み(祝日の場合、翌日休み)

■ 1日20食の漬け丼は必食!「薩摩串木野まぐろの館」

4隻のマグロ漁船を所有する会社が営む「薩摩串木野まぐろの館」。レストランと物産館では、リーズナブルな価格でマグロを提供する。明治維新150周年となる2018年に登場した「西郷どんの漬け丼」(950円)は、1日20食限定。

シビマグロの漬けは、1杯目はご飯にのせそのまま、2杯目はダシ汁をかけてお茶漬け風に…など自分好みの食べ方で楽しもう。

[薩摩串木野まぐろの館]鹿児島県いちき串木野市八房3141-1 / 0996-29-5515 / レストラン10:00〜14:30、17:30〜21:00、物産館10:00〜18:30、10〜3月は18:00まで / 無休

■ 新型トロッコで抗洞内の焼酎蔵を探検「焼酎蔵 薩摩金山蔵」

藩政時代から採掘されていた金鉱山の跡「焼酎蔵 薩摩金山蔵」。「黄金麹」を使い、“どんぶり仕込み”で焼酎を製造している。焼酎蔵まではトロッコに揺られること約10分。焼酎の製造法や金山の歴史についてスタッフの案内を受けながら見学できる。

[焼酎蔵 薩摩金山蔵]鹿児島県いちき串木野市野下13665 / 0996-21-2110 / 10:00〜17:00 / 火曜休み / 坑洞焼酎蔵見学料 700円

■ ふわふわ食感の醤油シフォンケーキ「サクラカネヨ直売所」

1927年創業の吉村醸造の直売所「サクラカネヨ直売所」。ぜひ食べておきたいのが、濃口醤油「甘露」を使用した「醤油シフォンケーキ」(378円)。みたらしのタレを添えたクリームと一緒に食べると、コクと甘さを感じられる。数量限定で、土曜と日曜のみ販売される。

古い蔵をリノベーションした風情ある店内では、「醤油ソフト」(216円〜)や「しんこ団子」(1本86円)なども食べられる。

[サクラカネヨ直売所]鹿児島県いちき串木野市大里5565 / 0996-29-5898 / 10:00〜17:00 / 木曜休み(祝日の場合営業)

■ 大自然に包まれる露天風呂が人気「冠岳温泉」

市街地から車で15分ほどの冠岳周辺は豊かな自然が残る「冠岳(かんむりだけ)温泉」。そこに湧き出る温泉には遠方から訪れるファンも多い。春は新緑、秋は紅葉と季節の移り変わりを間近に感じられる露天風呂は、疲れを癒すには最高のロケーションだ。

[冠岳温泉]鹿児島県いちき串木野市冠嶽13668 / 0996-21-2626 / 9:00〜22:00 / 第1水曜休み(祝日の場合営業) / 入浴料 中学生以上330円、小学生150円、小学生未満80円(九州ウォーカー・九州ウォーカー編集部)