ライカトリプルカメラの「HUAWEI P20 Pro HW-01K」はAIとズームレンズで死角なし

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NTTドコモ(以下、ドコモ)は「HUAWEI P20 Pro HW-01K」(以下、P20 Pro)を6月下旬に発売することを発表した。P20 Proは今年3月フランス・パリで発表したライカトリプルカメラを搭載する最新スマートフォンのフラグシップモデルだ。パリではP20 Proの他に、ライカダブルレンズカメラを搭載する「HUAWEI P20」も発表している。

前モデルの「HUAWEI P10」および「HUAWEI P10 Plus」はSIMフリースマートフォンとして、家電量販店やMVNO事業者などで購入可能であった。P20 Proは5月16日の発表会においてドコモが独占販売することが発表されており、購入はドコモの回線契約が必須である。

SIMフリーではなくなったが、P20 Proの機種代金は103,680円と高価であるため、ドコモの分割払や利用料金から割引が適用となる月々サポートで購入しやすくなったと言える。なお、新規および機種変更で57,024円(2,376円×24回)、MNP(乗り換え)で22,680円(945円×24回)の実質価格で購入可能だ。

今回はP20 Proの最大の特徴であるライカのトリプルカメラについてチェックしていきたいと思う。

まずはこのトリプルカメラについて。
・2000万画素 モノクロレンズ おもに階調再現
・4000万画素 カラーレンズ 高画素から高画質なディテールや色を再現
・800万画素 ズームレンズ 望遠ズームレンズとして使用する

なお、インカメラは2400万画素の

ファーウェイは2016年発売の「HUAWEI P9」からP20 Proまでフラグシップスマートフォンには、ライカの厳しいレンズクオリティおよび画質基準をクリアしたスマートフォンを発売している。

特にスマートフォンのレンズの光学設計は、スマートフォンの“薄さ”を実現する必要があり設計の自由度は低い。そして大量生産でも品質を保つ必要があるのだ。

こうした光学設計に加えてライカ基準の色再現をクリアすることで、高いレベルでの写真クオリティを実現している。




このライカクオリティの色再現によって、機種ごとや世代ごとに写真クオリティの差が少ないこともあり、ファーウェイのライカレンズ搭載スマートフォンは安心して購入できるというわけだ。

しかしながら、変わらないことが良いことであるとは限らない。P20 Proはライカクオリティの写真画質はAIによってますます進化しているのだ。

P20 Proには前モデルにはなかったAIシーン認識が搭載されており、認識した被写体に最適な明るさや彩度、コントラストなど様々な撮影設定を自動で行う。これによって、正確な色再現や印象的な写真画質を実現できるようになった。




例えば、従来モデルでは花を撮ったとしても色合いはイメージセンサーが判断したホワイトバランス次第となるため、青味がかった寒色系の写真や黄色みが強い写真に仕上がることがあった。これを修正するためには、撮影モードをプロモードに切り替えて手動でホワイトバランスを調整する必要がある。




一方で、様々な被写体を機械学習済みのP20 Proは、花を認識し最適な撮影設定とすることで正確な色再現と鮮やかさを再現する。この色再現がライカクオリティであり、従来機では再現できなかった鮮やかさと深みのある色を実現できるようになったというわけである。

なお、花やフード、人物など対象がハッキリとしてものはシーン認識が上手く行くのだが、例えば夜に撮影しても夜景として認識しないケースなど、AIの“くせ”をつかめないこともあった。

そして3つのカメラを搭載するP20 Proには、通常の広角レンズのほかに35mm判換算80mm相当の望遠レンズ相当のカメラを搭載する。一眼カメラでは標準ズームレンズに相当する撮影範囲を1台でカバーする。

なお、様々な効果やズームレンズを使用するためには保存時の画素数を1,000万画素(3648×2736ドット)に設定する必要がある。

このハイブリッドズームは最大5倍ズームまで可能で、画質劣化が少ない中望遠カメラとして利用可能だ。




さらに画質劣化はあるものの10倍までのデジタルズームでの望遠撮影にも対応する。トリミングなしですぐにSNSに共有したい場合などに役立つ。

こうした高い撮影機能のほかに、P20 Proは撮影のアシストにもAIを活用している。それが夜景撮影モードだ。

夜景撮影はAIが夜景と認識した場合もしくは撮影モードから夜景を選ぶことで利用することができる。夜景モードは4秒間連続撮影を行うことで、明るくてノイズが少ない夜景撮影を実現するというもの。




4秒間撮影するとなると三脚などが必要であると普通は考えるのだが、P20 ProはAIによって手持ちでもブレをおさえた撮影を可能としている。AIによる手ブレ補正によって写真のように建物はブレてはいないが、動いている自動車の軌跡で4秒という長い時間がわかるかと思う。

P20 Proのカメラ機能は、AIによるシーン認識や望遠ズーム撮影など多機能さだけではない。進化したオートフォーカスは被写体を追従する「4D フォーカス」に進化した。従来機は画面タッチをしない限り中央固定のオートフォーカスだったのだが、P20 Proは一眼カメラのように被写体を認識しオートフォーカスが作動し、サクサクと撮影できる。

さらに高速の内蔵ストレージのおかげで、撮影後の待ち時間がなくテンポ良く撮影できる点もP20 Proの良さでもある。

P20 Proを使って感じたのはAIがシーンを認識することで、正確な色が出せるようになった。これによって本当のライカ基準の色で写真が楽しめるようになったということである。まさに、P20 Proはカメラスマートフォンの決定版とも言うべき製品である。


執筆  mi2_303