いよいよ現地入りし、DCユナイテッド入団が秒読みに入ったルーニー。最下位に沈むチームを浮上させられるか。(C)Getty Images

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 MLS(メジャーリーグサッカー)のDCユナイテッドへの移籍が取り沙汰されている元イングランド代表FW、ウェイン・ルーニー。家族とのバカンスを切り上げて6月3日に現地入りすると、メディカルチェックやスタッフとの対話を済ませ、新スタジアムも見学したという。いよいよエバートンからの完全移籍成立が秒読みだ。
 
 そんなルーニーはアメリカ合衆国の首都で、少し寂しい現実に直面したようだ。英紙『Daily Mail』が伝えたのが、ご当地ワシントンでの知名度の低さ。「新天地では“誰でも知っている名前”ではない」と題し、こんなエピソードを紹介している。
 
「ルーニーはDCユナイテッドの新スタジアムに向かう際、タクシードライバーにこう言われたそうだ。『ウェイン……誰? ウェイン・ルーニー? たしか引退したんじゃなかったっけ?』。さらに帰りに乗ったドライバーにも尋ねたところ、『マイク・ルーニー? どこから来た選手だい? ウチの息子はミスター・(クリスチアーノ・)ロナウドのファンだけどね』と答えたという。ワシントンでは残念ながら、この程度の知名度なのである」
 
 本人はそれなりにショックを受けただろうが、クラブの期待値はすこぶる高い。

 
 契約期間は2020年末までの2年半で、年俸は実に1250万ポンド(約18億7500万円)。いまだ得点センスに陰りは見られないものの、32歳のストライカーに投じる資金としては破格だろう。7月には新スタジアムがこけら落としされる。DCユナイテッドの首脳部はその新たなムーブメントを象徴するアイコンになってほしいと願っているのだ。ルーニーはすでに主将やチームメイトとも面会。「自分のすべての経験を還元してチームのレベルアップに尽力したい」と意気込んでいるという。
 
 現在イースタン・カンファレンス(東地区)で、消化試合数が少ないながらも最下位に沈んでいるDCユナイテッド。はたしてルーニーは奮迅のパフォーマンスでチームを浮上させ、救世主となれるか。稀代のストライカーの新たなチャプターに注目が集まる。