婚活の場面で、学歴がアダとなる高学歴30代女性がいます。

「私と同じかそれ以上の学歴」にこだわる有名進学校出身の派遣社員30代女性、出会いの場で大学自慢をする30代男性などなど。

皆さん、それより20代での実績と経験の方が大事じゃないですか?過去の栄光にしがみつき過ぎると、目の前のチャンスを見落としてしまいますよ。

36歳「私より偏差値低い高校出身の男だからイヤ」という進学校卒の派遣社員

私は恋愛・婚活コンサルタントしており、日々、多くの女性から相談をもらいます。先日も、真面目にお付き合いする彼氏ができたという相談者の方に会いました。

彼女は女子会を辞めて「婚活友だち」達と距離をおくようにしてから、さまざまなご縁をモノにするようになったとのこと。ではなぜ、婚活友だちと離れると出会いがやってくるのでしょうか?

話を聞くと、婚活友達と合コンを開催しても、その後の反省会の方が盛り上がっていたそうです。ある地元の優良企業男性と合コンした後の反省会で、婚活友だち(36歳・派遣社員)が、

「あの彼は、T高校出身だって。私より下ってあり得ない」と言っていたそう。その時は「そうだよね」と話を合わせていたけれど、彼女たちと離れてみるといまだに卒業した高校の栄光にすがっている彼女の方がおかしいと感じるようになったそうです。

学歴の有効期限はとっくに切れているのです。しかも今の自分は派遣社員の立場で、偉そうに何を言っているのでしょうか。

高卒男と会話が合わないのではなく、会話を広げることができない

実は婚活の場には、そんな勘違いした方がたくさんいます。「大卒じゃないと話が合わない」と思っている大卒非正規雇用女性には、実際に何人も会いました。キャリアがある女性ならば相手の仕事に対する姿勢などにも注目できますが、非正規の方はそういう視点に欠けがちです。

「ちょっとターゲット広げて、高卒の人にも会ってみたことあるんです。私は全然興味がないのに野球の話ばっかりで、やっぱり高卒は会話が合わないと思いました」とだいぶ上から目線で語られていました。会話が合わないのは学歴の問題なのでしょうか?高学歴でも似た様に話題の引き出しが乏しい男性は大勢います。

彼女たちは受け身で聞かれたことには答えるけれど、自分から質問して会話を広げることをしないからではないでしょうか。

会話を広げたければ、「野球はいつからやっているの?」「どこを応援しているの?」と自分から質問して聞いてみればいいだけです。自分のコミュニケーションの幼さを棚に上げ、楽しめないことは相手の頭脳のせいにするなんてとても残念な女性です。

親が教育熱心で10代のころに所謂「いい学校」に所属していたものの、特にやりたいことがあるわけでもなく、一般職や非正規社員として就職。20代で自分を甘やかし、30代で仕事の実績がない女性が、相手の男性の学校をダメ出しできる身分ではないでしょう。

自分のことを棚に上げることだけは皆さんお上手です。

人生のピークは受験生?35歳「前期で東大受験した」と語るSE

女性だけではありません。男性でも過去の栄光にすがる方は大勢います。

出会いの場の自己紹介で、仕事や趣味を聞かれることは多いでしょう。「趣味はバスケ」「昔からやっているの?」なんて、流れで学生時代の話になることもあるでしょう。

そこで、受験生時代の話でスイッチが入ってしまう方が稀にいます。私も「俺、前期で東大受験した」という35歳SEを見かけたことがあります。東京工業大卒ということでしたが、その大学には後期で受けたことを強調していました。

そういうアピールを出会いの場でやる人は、とても頭が悪く見えてしまいます。しかし、テストに出ないことは分からないのです。まさに残念高学歴男性でした。

以前、結婚相談所が主催する会員だけの婚活パーティーを取材したことがあります。ホテルの会場で、30人ぐらいの男女が参加していました。

参加者は胸に番号札をつけ、受付で参加者名簿をもらいます。参加者名簿には、会員番号、出身大学、年収、一言コメントの欄がありました。大学名を普通に書く方もいれば「音大」「国立大学」と書く方など、みなさんそれぞれ。

一番、驚いたのは「東京六大学」と書いている男性がいたことです。自分を大きく見せようとしての判断なのかはわかりませんが、普通に大学名を書いたほうが好印象なのにと、残念に思いました。

失敗リスクを計算して、自分の年齢が上がることを忘れる高学歴独身者

高学歴キャリアウーマンなのに、学生時代の彼氏と別れてからずっと彼氏がいない、あるいは一度もお付き合い経験がなないまま30代になってしまったという女性も多く相談に来られます。

学生時代に華やかな女子大生を見て「ギャルっぽいな」と思い、そういう子たちと距離を置くようになったそうです。合コンなどの誘いがあっても、ギャルっぽい子がいるようなら行かなかったとのこと。

19歳ぐらいの時に感じた「ギャルっぽい」こととは、親に怒られる可能性が高いことの総称だそうです。親に怒られるリスクを回避し、ギャルっぽいことを全て迂回していたら、彼氏が久しくいないまま20代が終わっていたというのです。

20歳がお酒を飲んで男性と朝帰りはギャルっぽいかもしれませんが、30歳がお酒を飲んでデートしてそのままお泊りなんて経験があってもいいんじゃないでしょうか。

誰もが知る有名大学を卒業し、誰もが知る有名企業に勤務している独身30代男性に、これまでいろんな紹介がなかったのか聞いてみたことがあります。

「合コンは誘われても、営業系の人が参加していると聞けば、そっちに女の子はみんな行ってしまうと思って断っていました。そういうやつには勝てなそうと思うと、失敗するリスクを計算する小心者ばっかりでみんな独身ですよ」

参加しなければ成功する確率だって上がりませんし、自分の年齢が上がれば男性だって不利なのにです。

「自分の年齢が上がることは考えてませんでした」と、ご自身の状況も理解できているよう。しかし、自分が結婚できない理由は理解していても、結婚ができるわけではありません。

勇気の出し方も、人間関係の中で揉まれて成長する方法も、自分にあうパートナーの選び方も、頭で考えて答えが出てくるものではないのです。

自分で考えて、行動するのが一番

自身だけで、なぜ結婚できないかを調べて理解してもモテるようにはなりません。

例えば「どれくらい彼氏がいないの?」「どんな人が好き?」など、テストに出る方程式があるように、出会いの場でよく聞かれる質問がないわけではありません。しかし、好印象の答え方はないわけではないですが、正解はありません。「いい男」の「いい」の定義は人によって違うのです。

ひとつ、ヒントになりそうなケースをご紹介しましょう。

ある高学歴女性は、友だちに自慢できる男性を「いい男」だと思っていたそうです。しかし、そんないい男を狙い続けているうちに30代になってしまったとのこと。

ある時、彼女は職場の冴えない男性から美味しい焼肉屋があるから行こうと誘われて、乗り気ではないものの、一度行ってみることにしたそうです。しかし日曜日に行ったところ、そのお店は休業中。なんと、彼は下調べも予約をしていなかったのです。デートとしては0点。もしかしたら、一度も女性と付き合った経験がないのかもしれない、と彼女は思ったそうです。

しかし、彼女はそこで帰ることなく、「別のところに行こう」と提案したそうです。同僚だし気まずくなるのも困るなどいろいろ考えたのかもしれません。しかし、それがきっかけで二人で会うようになり結婚に至りました。

しっかり貯金していて、仕事は真面目。お付き合いしだしてから、彼のいいところがどんどん見えてきたそうです。外見の冴えない同僚は、頑張らなくてもいいし一緒にいて居心地がいい旦那さんになりました。

頭で考えても、読んで調べて理解しても、出会いは人それぞれです。大事なのは現在できること。過去より未来が大事なら、今目の前にあるものに行動する勇気が重要なのです。たとえ失敗したとしても、その経験の方があなたの人生をより豊かなものにしてくれますよ。



■賢人のまとめ
過去の栄光は過去のもの。囚われては幸せはつかめません。大事なのは、今、何ができるのか。今日がこれからの人生で一番若い日なのだということを意識して、きちんと行動しましょう。

■プロフィール

恋愛・婚活の賢人 菊乃

出会いがない女性向けの恋愛婚活コンサルタント。29歳まで手抜きと個性を取り違えていたダメ女。低レベルからの女磨き、婚活ブログが人気になり2011年に出版独立。著書は「あなたの『そこ』がもったいない。」他4冊。具体的で分かりやすいアドバイスは何からやったらいいか分からない方に好評。
ブログは今も毎日更新。https://ameblo.jp/koakuma-mt/  山形県出身、静岡大学卒。