火曜ドラマ『花のち晴れ〜花男 Next Season〜』(TBS系)の第7話が29日に放送され、平均視聴率が7.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)だったことが分かった。

 最高視聴率27.6%を記録したドラマ『花より男子』シリーズの続編に当たる本作。初回や第3話では、前作で活躍した松本潤や小栗旬が友情出演し話題となった。しかし徐々に視聴率は下落。第7話も第6話の8.3%から0.8ポイント落としてしまった。

 『花のち晴れ』は当初、原作漫画を忠実に再現し、ファンから高い評価を受けていた。しかし第7話では、原作で江戸川音(杉咲花)が発したセリフを音のライバル・西留めぐみ(飯豊まりえ)が「代弁」。さらに原作では脇役だったはずの西留がメインキャラのひとりであるかのように描いた。

 原作と異なる展開に、視聴者は不満を爆発させた。ネットでは「みんなが見たいのは晴と天馬と音。なんでめぐりんがメインになってるの?」「つまらなくなった!飯豊まりえの好感度上げるだけのドラマ?」「がっかりし過ぎて観るの嫌になっちゃった」などと、ドラマを批判する声が集まっている。

 「原作の評判が高いだけに、ドラマオリジナルの演出に批判が集まっています。飯豊さんが悪いわけではありませんが、恋の邪魔をするという役柄ゆえ、ネットからバッシングが集まっている。しまいには『神楽木晴役のKing&Prince・平野紫耀に迫っている』という真偽不明の噂まで広まる始末。最初は楽しんで視聴していた原作ファンもドラマの展開にうんざりしたようで、観るのをやめたという声も少なくありません」(ドラマライター)

 一部ネット上では“飯豊叩き”まで起こっているが、第7話はまるでその飯豊の好感度を上げようとするかのような演出が続いた。それが飯豊の好感度を落とし、さらに原作ファンをがっかりさせるという悪循環に陥っている。

 第7話の最後には、第8話の予告が放送された。晴(平野紫耀)が「西留が彼女(仮)になった」と音に宣言する場面が流れたが、それについても「一途なはずだった晴のキャラがぶれている!」と原作ファンからは悲鳴が。原作ファンの支持をなくした今、ドラマ版の視聴率が回復することはあるのだろうか――。