筋肉ではなく“骨”にアプローチするメソッド“骨ストレッチ”。「スポーツケア整体研究所」代表の松村卓さんが、体の使い方を一から見直し導き出したもので、トップアスリートから一般人まで、実践した老若男女様々な人から「体が変わった!」と評判だ。その“骨ストレッチ”の中から「スムーズな体の動きになる」という、鎖骨ストレッチをご紹介。一緒に行ってくれたのは、骨ストレッチ認定指導員の尾形 蘭さんです。

腕の付け根の出発点にある鎖骨は、普段体を動かす際、やや意識しづらい部分。

「でも、鎖骨の動きはあらゆる身体運動のベースになっています。体全体でリズムをとる際にも大変重要な役割を担っているんです。元短距離走のスーパースター、ウサイン・ボルト氏も全盛期は、鎖骨をとても上手に使った走りをしていました」(松村さん)

鎖骨を意識して動かせるようになると、一流のアスリートのようにスムーズな体の動きができるようになるというワケ。

「鎖骨が前後に動くと肋骨が連動し、肩から腰がつながるので、体幹がダイナミックに動きます。鎖骨の自由な動きを妨げている体のねじれを解消し、鎖骨をゆるめ、動きやすい体を取り戻しましょう」

肘ワイパー 左右各7回

肘を押さえながら動かすことで鎖骨と腕が連動し、腕力に頼らない動きができるようになる。

右腕を上げ、右手の親指と小指をつなぐ。左手の親指と小指で右肘の両側のグリグリした部分を触ったまま車のワイパーのようにゆっくり左右に右腕を振る。手を持ち替え反対側も。

両肘回し 左右とも左回り右回り各7回

鎖骨と肩甲骨一帯の詰まりを一気に解消する肘回し。ゆっくり回せば、コリもほぐれて一石二鳥。

立った状態で左腕を上にして腕を組み、それぞれの手の親指と小指で両肘のグリグリを触る。そのまま左から上へ大きくゆっくりと腕を回す。左回り右回り7回ずつ。腕を組み替えて同様に。

鎖骨肘回し 左右とも前回し後ろ回し各7回

腕の力に頼らず、鎖骨と肩甲骨を使って腕を回す動き。普段感じていた両腕の重さがフッと軽くなる。

右手の親指と小指をつなぎ、右肘を直角に曲げ肩の高さに上げる。左手の親指と小指で右側の鎖骨を挟む。右肘の高さをあまり変えないよう肩を前後に7回ずつ回す。反対側も同様に。

松村 卓さん 「スポーツケア整体研究所」代表。筋肉ではなく、骨の活用に重点を置いた“骨ストレッチ”を考案。著書多数。

尾形 蘭さん フィンスイマーとして、日本選手権12連覇などの記録を持つ。現在は骨ストレッチ認定指導員としても活躍。

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※『anan』2018年6月6日号より。写真・中島慶子 スタイリスト・仮屋薗寛子 ヘア&メイク・浜田あゆみ(メランジ) 取材、文・板倉ミキコ

(by anan編集部)