ハワイで日焼け止めの多くが販売禁止に。OKなものは?

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 日本よりも強い紫外線が降り注ぐリゾート地、ハワイ。日焼け止めを塗らずに1日外で過ごしたら、全身真っ赤になってひどい日焼けを起こしてしまいます。

 そんなハワイで、市販されている日焼け止めの多くが販売禁止になる法案が可決されました。

◆人気のスポットでは1日に187キロも使用されている
 2018年5月にハワイ州議会で可決された新しい法案は、サンゴの白化に影響がある化学物質であるオキシベンゾンとオクチノキサートを含む処方せん不要の日焼け止めの販売を州全土で禁止する、というもの。これらの化学物質は、3500種類以上の最も流通している日焼け止め製品に含まれているんです。

 ハワイ州観光局によると、ハワイを訪れる観光客数は毎年のように増え続けていて、それに伴ってビーチを訪れる人の数も増加。オアフ島の人気シュノーケリングスポットで、自然保護区に指定されているハナウマ湾では、1日あたり2,600人の人が訪れ、およそ412ポンド(187キログラム)の日焼け止めが使用されているとか(2015年調査)。

 ハワイではサンゴ礁の死滅が進み、以前から白化が問題視されていました。そこで、サンゴに有害な化学物質の使用を禁止しようと、数多くの環境保護団体が動いたわけです。

 今回可決された法案がハワイ州知事の承認を受ければ、2021年1月から施行されます。そうなれば、ハワイはアメリカで初めて日焼け止めを禁止する州となります。

◆ハワイでもOKな日焼け止めは?
 ハワイ在住の筆者が確認したところ、現在ハワイにある一般的なドラッグストアで販売されている日焼け止めのほとんどが、オキシベンゾンまたはオクチノキサートを含むと表示されています。そこで、この法案が施行された後でも使える日焼け止めについて調べてみました。

●エルバビーバ チルドレンサンスクリーン

 名前の通り、赤ちゃんと子どものための日焼け止め。オーガニックラベンダーやカモミールのエッセンシャルオイルなど、100%ナチュラル成分で作られています。
●ヴェレダ エーデルワイス UVプロテクト

 生後1カ月の赤ちゃんでも使用できるという、天然由来成分100%の日焼け止め。石鹸や洗顔料で落とせるという気軽さもうれしい。合成保存料、合成香料、鉱物油不使用。
●ドクターシーラボ マイルドUV

 赤ちゃんや敏感肌の人も安心して使える、無香料・無着色・無鉱物油・アルコールフリー・防腐剤フリー・石油系界面活性剤フリーを実現した日焼け止め。紫外線だけでなく、ブルーライトと近赤外線もカットしてくれます。

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 日焼け止めの表示を確認して、成分欄にオキシベンゾンとオクチノキサートが記載されていないものを探してみると、ベビー向けや敏感肌の人に最適なオーガニックコスメやノンケミカル製品にたどりつきました。ハワイの美しい海を守ることを考えたら、肌に優しいものを選ぶことになったというのは、さもありなんですね。

【参考】
https://www.nytimes.com/2018/05/03/travel/hawaii-sunscreen-ban.html

<TEXT/佐藤まきこ>