大好きな場所が世界と出会わせてくれた。GARNiDELiAとニコニコ動画を繋ぐ“運命の糸”

人気アーティストが誕生するキッカケといえば、かつては路上ライブやレコード会社への持ち込みが多かっただろう。しかし、若者のあいだにもインターネットが浸透し始めた10年ほど前から、ニコニコ動画やYouTubeといった「動画サイト」を味方につけ、一気にその名を轟かせる者が増えている。

ライブドアニュースでは、インターネットにルーツを持ち、その文化と共存する4組にインタビュー。メジャーデビューまでの経緯やその後の活躍をたどり、インターネットと音楽の親和性を紐解いていく。

第1回は、GARNiDELiA(ガルニデリア)にインタビュー。それぞれプロとして活動していたふたりによるユニットは、今や海外にも「日本ならではの文化」を発信し、国境を越えて人々を魅了している。

撮影/後藤倫人 取材・文/照沼健太 ヘアメイク/森かおり
デザイン/桜庭侑紀

「ネット文化と共存するアーティスト」特集一覧

#04 は近日公開!

▲左からメイリア、toku

結成のキッカケは「ボカロ」と「歌ってみた」の融合

ボーカリストでありアートワークや作詞を担当するメイリアと、コンポーザーのtokuによる2人組ユニット、GARNiDELiA。それぞれプロとして音楽活動をしていたふたりが出会ったキッカケは、ニコニコ動画への動画投稿だったという。彼らの目に、インターネット上での音楽活動はどのように映ったのだろうか?
ボーカルグループの一員だったこともあるメイリアさんと、数多くのアーティストの楽曲を手がけてきたtokuさん。ふたりはどのようにして出会い、GARNiDELiAを結成したのでしょうか?
toku 自分はもともとアレンジャーやマニピュレーターとして音楽業界で仕事をしていて、作曲家としては活動していませんでした。そんな中、個人で作っていた曲をどこで発表しようかと考えたときに、新しい音楽のプラットフォームになる可能性を持っていたニコニコ動画で、ボカロPとして試してみたいと思ったんです。

2007年にボーカロイドが誕生してからいろんなジャンルの音楽がニコ動に入ってきて、僕が投稿を始めた2009年って、いちばん多くのボカロPが生まれた年なのかなと思います。それで、自分もその波に乗ってみようと。
ボーカロイドのプロデューサーとして、tokuさんが活動を始めたのが原点なんですね。そして2009年5月に『COLOR』を初投稿。代表曲である『SPiCa』も同じ年に発表されました。
toku 再生数も伸びてきたので、同時に女性ボーカルをプロデュースしたいと思っていたところに、メイリアを紹介してもらったんです。
女性ボーカルのプロジェクトをやろうと思っていた理由は?
toku 僕は学生時代にオペラをやっていて、自分が歌う側にいたのもあったことから、逆に人に歌ってもらう活動をしてみたいなと思っていたんです。それにボカロも、最初は女の子のキャラクターシリーズが続いていたので、その流れもありましたね。
お互いの第一印象は?
toku メイリアはずっとジャズのボーカルグループにいたので、最初にもらったデモもジャズだったんですよ。パワフルな歌声で本格的な節回しをするので、どんな人が来るのかなと思っていたら、こういうポップな見た目の人が(笑)。
メイリア まだ10代だったので(笑)。
toku そのときのギャップ感も含め、「この人が僕の歌を歌ったらどうなるんだろう?」と、ビビッときましたね。
メイリア 私もお話をいただいてからtokuのデモが入ったCDをもらったんですけど、そこにはすでに『ARiA』や『SPiCa』が入っていて、「なんて素敵な曲を書く方なんだろう!」と思っていました。そうしたらこんなおっとりした方が出てきて(笑)。でも優しそうだったし、この人だったら安心して一緒にやっていけそうだなと感じました。
toku もともと『ARiA』を歌う人を探していたのですが、ポップスでありながら難しい節回しとかを意識して書いた曲なので、フェイク(※)をできるような人がいいなと思っていたんです。メイリアはジャズをやっていたからフェイクもできるし、そういうところもすごくいいなと思いましたね。
【編集部注】
※フェイク…メロディーの一部を、本来のものとは違うリズムや音程で自由に歌うこと。
初音ミクなどのボーカロイドは可愛らしいアニメ声ですが、メイリアさんはパワフルな歌声で対照的な印象です。
メイリア そうですね。逆の立ち位置にいると思います。
toku そういう可愛らしい歌声が基本であるボーカロイド楽曲を、こういう人が歌ったらどうなるか見せたい、というのが狙いで。あと、僕らは最初からボカロと「歌ってみた」を同時に発表しようとしたんです。
メイリア 私が初めてアップした『ARiA』がその第1弾でした。当初は私が表に立って単体で活動し、陰で操作する(笑)のがtokuっていうイメージだったんですけど、だんだん活動をしていく中で「ソロの女性アーティストは多いし、ふたりで組もう」となって、今の形ができました。

観客15人だった時代から一転。メジャーデビューの影響

そうして2010年にGARNiDELiAを結成し、2014年に『ambiguous』でメジャーデビュー。インディーズの頃からCDのリリースを重ね、海外ライブに出演するほど活躍していましたが、メジャーデビューに踏み切った理由は?
メイリア 長く活動していこうとか、もっと多くの人に作品を届けたい、と考えるとメジャーもひとつの手だと思っていたんです。
toku インディーズでCDを手売りしていた頃からすでに音楽で食べていける状況だったのですが、そこからのステップアップを考えると、メジャーデビューは自然な流れでした。
実際にメジャーデビューしてみて、どこにメリットを感じましたか?
メイリア まずタイアップですね。様々なメディア露出は、メリットのひとつだと思います。自分だけではどうにもできないネット以外のメディア活動を助けていただけるので、そこを通して知ってくれる人が増えていくのは大きなポイントです。
toku 全国のCDショップに置いてもらえるというのも大きいですね。僕らは自分たちで通販をしていましたけど、それはネットを見て買う、という流れなんですよね。アニメの主題歌を担当するとテレビなどのメディアで知ってもらえるんですけど、そういう人たちのすぐ手に届く場所にCDが置いてある、という状況はとても重要です。GARNiDELiA以前から音楽の仕事をしていたこともあり、メジャーデビューしたときは「やっと流れに乗った」という印象でした。
メイリア でも同人活動って、顔を見ながら直接手渡しできるから、意外とそっちのほうが「どういう人が買ってくれるのか」の実感ってあるんですよね。だから(メジャーデビュー直後は)「あっ、今日出たんだなー」ってふわふわしてました。あと、メジャーのメリットは家族に喜ばれること!(笑)
toku インディーズの頃は、「ネットなんかやって…」みたいな感じでしたからね(笑)。
メイリア とくにおばあちゃんがすごい喜んでくれましたね。「CD買ったよ!」って。
ファンの反応に変化はありましたか?
メイリア ライブの集客が断然増えましたね。仮にTwitterでフォロワー数が100万人いたとしても、ライブに1000人集まるかというと話が違うんです。私たちもインディーズの頃はお客さんが15人くらいしかいないライブもあって、「こんなに再生数あるのに15人!?」ってびっくりしたことがあって。

でも、メジャーデビューしてから最初のライブでは500人くらいのキャパの会場がソールドアウトして、メジャーの力はスゴいなと思いました。リアルの場に足を運んでくれる、濃いお客さんが増えましたね。
昨今の音楽の世界では、ライブにいかに価値を持たせるかが大きなテーマとなっています。一方で「無料で動画を観られるから、一度もライブに行ったことがない」というリスナーも増えているように感じます。
メイリア・toku めっちゃいますよ!
toku 「YouTubeとかニコニコ動画で、無料で観るにはいいけど」っていう層は多い気がします。
メイリア 「ニコニコ超パーティー」(※)みたいなイベントが、初めてのライブ体験になっている人たちが多い印象です。私たちのお客さんも、GARNiDELiAのライブが生まれて初めてのライブっていう人が多いですし。

どういう形であれ応援してくれていることには変わりないから、どっちの層も大事だとは思っているんですけど、集客は課題ですね。
【編集部注】
※ニコニコ超パーティー…音楽やゲームなど、ニコニコ動画内の各カテゴリで活躍するユーザーたちが一挙に登場する、大規模なライブイベント。
toku あとはアニメ経由で知ってくれた人たちも多いですし、僕らのライブはいろんな人たちが集まっている印象がありますね。
メイリア モデル活動などのインスタ経由で知って、むしろ「音楽やってる人だったんだ!」っていう子もいっぱいいますし。普段は絶対に交わらないような人たちが、GARNiDELiAを通して仲良くなってくれたりするのがすごく嬉しいです。ステージから見てても面白いですよ。本当にいろんな人がいるなーって(笑)。

ひとりでも始められて、世界中に届く。ニコニコ動画の魅力

その楽曲やビジュアルのイメージからすると、意外にもフランクで親しみやすい印象のGARNiDELiA。tokuがちょっと毒を含んだジョークを呟き、メイリアがそれにツッコむなど、取材の端々からふたりの関係性が伺えた。インディーズ時代の活動ベースだったニコニコ動画との現在の距離感についても、ふたりは素直にその思いを話してくれた。
ニコニコ動画を始め、ネット動画サイトの良さはどこにあると思いますか?
メイリア 日本だけじゃなく世界中の人に見てもらえるということと、お金をかけなくてもできるということですね。むしろお金をかければ反響があるかというと、そうでもない。そういうチャンスに魅力を感じます。ボーカロイドも、本当はバンドを組みたいけどメンバーがいないという人たちのための手段にもなっていて、そういう「ひとりでも始められるところ」もメリットかもしれないですね。
toku あとはタイム感も大きな魅力ですね。メジャーだと、曲を作ってから何ヶ月かしないとリリースされないし、そのあいだに世の中が変わっていったりすることもありますが、ネットだとすぐに発表できるので。
そんなニコニコ動画について、最近ではユーザー数の減少なども心配されています。2月には、最盛期の2016年9月末から、有料会員数が42万人近く減少していると発表されました。
メイリア ネットの世界は移り変わりが速いですから、しょうがないと思う部分もあります。でも、ニコニコで活動している人たちもYouTubeで再生数を伸ばしていたりするし、聴き手の方々も、動画自体はYouTubeで観てもニコニコのイベントには足を運んでいたりするんですよね。だから、観るサイトがちょっと変わっただけ、という気もします。今となっては、踊り手や歌い手からしたら(ニコニコ動画とYouTubeに)同時アップしてるのが基本だし、私たち的には衰退している感じはあんまりないですね。
YouTubeでも観られるようになっただけで、それでも「ニコニコ動画」という枠組みは消えないと。
toku メジャーでいろんなお店で置いてもらえるのと同じで、いろんなサイトで観られるようになって間口が広がったという感じですかね。
メイリア YouTubeにアップしていても、踊り手とか歌い手って「ニコニコの人たち」という認識で見られるから、決して「YouTuber」ではないんですよね。だから、再生機器が変わっただけという感じなのかな。
toku 2クリック以内に曲が聴けないと、みんなもどかしいと思うので…。
メイリアさんは92年生まれで「ネット世代」とも言えると思いますが、CDはよく買っていましたか?
メイリア 買ってました。今も本当に好きな人のものは買いますけれど、やっぱりねぇ…、「単曲買いって便利だなぁ!」って思っちゃう(苦笑)。やってる本人たちも便利って感じるんだから、ユーザーはなおさらですよね。

ニコニコ動画の「叩きコメント」は、Twitterのリプより優しい

先ほど「決してYouTuberではない」というお話がありましたが、今では「ニコニコ動画出身」というのはひとつのブランドになっている気がしますね。
toku そうなんです。先日ボカロPの同窓会みたいなのがあって、130人くらい集まったんですけど、その半分以上が音楽業界にいるんですよ。もはやその辺の専門学校の比じゃないのではって感じでした。
音楽業界にとっても、かなりの影響力を持つようになっているんですね。
toku もともとプロでやっていてニコ動で息を吹き返した、みたいな人もいっぱいいるしね。僕もそのひとりですけど(笑)。
メイリア 私もそうだね(笑)。
米津玄師さんなど、他の「ニコニコ動画出身」アーティストの皆さんに対して、ライバル意識などはありますか?
メイリア 私は仲間だなと思ってます。テレビとかで観ても「スゴーい、行け行けー!」って(笑)。
toku 僕もそうですね。一時期、2009年に出てきたボカロPを集めたレーベル(「balloom」)をやっていたのですが、そこにいたメンツは音楽業界に全員残っています。その中に米津玄師さんや(ヒトリエの)wowakaくんもいますし、精鋭だったのかなという感じがします。そういう意味でもニコニコ動画というのは当時、先端の音楽を発信するプラットフォームだったと思いますね。
ニコニコ動画の特徴といえば、動画とともに流れる視聴者のコメントですが。
toku 自分のためになることもあれば、落ち込ませていただくこともありましたね。
メイリア 最初はすごく落ち込んでたよね。
toku でも、Twitterのコメントよりは優しいと思いますよ(笑)。ニコ動はあの文化の中の共通言語としての叩き方とかあるんですけど、Twitterはそういう文脈を通っていない過激さがあるので、そっちのほうが心が折れます(笑)。
メイリア あー、わかる。
けっこうエゴサーチするタイプですか?
メイリア しますします! 私たちはネットの意見はわりと取り入れている気がしますね。
toku 「良い/悪い」以前に「好き/嫌い」の話が多いのですが、それってピュアな意見だと思うんです。
というと、マイナス意見のほうを吸い上げることが多いのでしょうか?
メイリア マイナス意見が目立っちゃうんですよね。
toku 日本人はマイナス意見のほうが好きですからね(苦笑)。
メイリア Twitterでも「ライブに来るよ」って言ってくれる人は少なくて、「その日○○だから行けないよー」ってリプのほうが多いんです。
toku 日本人は欠席するときにも、ちゃんと連絡をくれるっていう(笑)。
メイリア めっちゃ落ち込むじゃないですか。「来れない人これだけいるんだ…。じゃあ誰が来るの?」ってくらい。でもチケットはソールドアウトしてて会場は満員だと、「いっぱいいるじゃん! あなたたちどこにいたの!?」って思います(笑)。
toku 海外からは「行くよ」っていうコメントのほうが多いんですよね。

90万人が同時視聴!? 予期せぬ中華圏でのブレイク

近年GARNiDELiAの活動に大きな影響を与えているのが、中国の動画共有サイト「bilibili」。動画と同じ画面にコメントが流れるスタイルの、“中国版ニコニコ動画”といったサイトなのだが、ここに無断転載されたGARNiDELiAの踊ってみた動画が話題沸騰しファンベースを獲得、海外でワンマンライブを開催するまでになる、という予想外の展開に至ったのだ。
海外で広く認知されるようになったキッカケは、『Girls』の無断転載だったとか。
メイリア そうなんですよ。中国の人からすごく(SNSアカウントを)フォローされるなーと不思議に思っていたら、(転載された動画が)スゴい再生数になっていると教えてもらって。私たちはそこで初めてビリビリ動画を知ったくらいだったんですけど、「次からは自分たちでアップしよう!」ってことになりました。

でも、そうした転載がキッカケで中国の方々に音楽を知ってもらって、初めての海外ライブを上海でやれるようになったので、ネットの広がり方には驚かされましたね。
もともと海外での音楽活動は視野にあったのでしょうか?
メイリア まったくありませんでした。だから、毎月のように海外でライブをやらせてもらえる現状が、本当に不思議なんです。でもデビューしてからアニメという文化を通していろんな国に行かせてもらううちに、海外の人に日本文化を好きになってもらいたいという思いは出てきていました。そういう中で、和をテーマにダンスをする『極楽浄土』という曲を作ったんです。
実際に、海外を視野に入れた作品では反応が違いますか?
メイリア 全然違いますね。ただし予想外だったのは中華圏に響いたこと。『極楽浄土』は欧米圏に刺さるかなと思っていたんですけど、それよりもアジアの反応がスゴくて意外でした。欧米では、GARNiDELiAがいつも作ってるMVのほうがウケている印象です。
中国にはどういうところがウケたのでしょうか?
メイリア 中国はコスプレイヤーの人気がスゴいんです。だから派手なコスチュームの影響は大きいと思いますね。
toku ビリビリのコメントを見ていると容姿の話が多いですね。人口の多い国だから、人との違いを出したいのかな?とか思ったりする部分もあります。
メイリア 日本の人口の約10倍ですからね!
▲『桃源恋歌』。GARNiDELiAがbilibiliに初めて投稿した動画でもある。
動画再生数などからも、そうした人口の威力は感じられますか?
toku この前ビリビリ動画で生放送をやったんですけど、放送が始まる前からすでに同時視聴者数が60万人いて…。
メイリア 「これは表示がバグってるんじゃない? ケタが1個多いよね!」って(笑)。
60万人はスゴいですね!
メイリア そもそも準備中で、まだ私たち出てないですからね(笑)。機材トラブルで開始が遅れて、「もういなくなっちゃうじゃん!」って思ってたんですけど、私たちが出たときには90万人に増えててビックリしました。日本だけで90万人なんて難しいですからね。
toku まずはサーバーも増強してもらわないとね(笑)。
日本と海外のお客さんではライブのノリも違うものですか?
toku 全然違いますね。
メイリア 中国の方は意外とバラードが好きなんですね。中国の音楽ってそれこそ演歌みたいなゆったりしたテンポの曲が多くて、そういう曲が根付いてきたから速い曲よりもバラードがウケる。そして一緒に歌うんですよ。歌詞も覚えてくれて。それが感動的。
バラードをみんな一緒に歌うというのは、日本ではなかなか考えられない光景ですね。
メイリア それに対してアメリカの人たちはとにかく自由! 歌ってる最中に口笛吹いたり、各々がそれぞれのやり方で楽しい気持ちを表現してくるんです。そしてヨーロッパは四つ打ち文化が根付いているから、アルバム収録のダンス曲をやると、タイアップのついたアニソンよりも盛り上がってるくらい。おじいちゃんおばあちゃんも踊っちゃいますからね。
toku 初めて聴いたはずなのに。しかもそれが全年齢だからスゴいんですよね、ヨーロッパは。

お互いが一番欲しいものを、わかり合っている

時には、tokuさんが他の方に楽曲を提供したり、メイリアさんがtokuさん以外の方の楽曲を歌うこともありますが、「やっぱり、相手のここが一番!」と感じる部分はどんなところでしょうか?
toku メイリアは歌えるのはもちろんだけど、ダンスもやって、ビジュアル表現もできるので、そのおかげでGARNiDELiAの世界が広がっていると感じます。最初はダンスができるってことを知らなかったので、「踊ってみた」を観たときはびっくりしましたけど(笑)。「踊れるんだ。早く言ってよ」って。
知らなかったんですね(笑)。
toku そこからダンス曲も作るようになりました(笑)。
メイリアさんはtokuさんについていかがですか?
メイリア tokuはメロディーラインが独特なので、曲を聴くと「これはtokuにしか書けないな」と思いますね。息継ぎしたいところでさせてくれないところとか、ちょっと意地悪な曲の書き方をするんですけど(笑)、それが持ち味になっていると思います。ガルニデの音はtokuにしか出せないですね。提供曲でも、クレジットを見なくても音を聴いて「あっ、この曲はtokuだ」って思ったりしますし。
自分以外のボーカルに提供している曲について、嫉妬することなんかはありませんか?
toku 最近はメイリア作詞、toku作曲というセットでオーダーを受けることが多いですからね。
メイリア 始めたときから、ゆくゆくはプロデューサーユニットみたいになりたいよねって話をしていたので、だんだん夢が叶ってきているなと感じますね。ビジュアル面を私、サウンド面はtokuがやるという、本当にセルフプロデュースユニットなんですよ。
メジャーアーティストながらもDIYな感じで(笑)。
メイリア そうなんです(笑)。でも、それができるのはこの組み合わせの他にいないんじゃないかって感じです。私が「こういう曲を書いてほしい」と言ったらめちゃくちゃカッコいいのを出してくれるし、こんなに幅広くやれる人も珍しいと思います。

たしかにtokuが他のアーティストさんに曲を提供しているのは、不思議な気はしますけど、tokuのサウンドで私じゃない声が歌っているのを聴くのは面白いし、勉強になったりしますね。「私が歌うならどう歌うかなー」って考えたりもしますし。まあ、仮歌はわりと私が歌わされてることが多いんですけど(笑)。
そうなんですか(笑)。
メイリア 作詞が私じゃないときでも「ちょっと仮歌歌ってよ」って。私が仮歌を歌ってることで、プレッシャーを感じると嫌がられることもありますけど(笑)。でもそれを塗り替えてもらえるのが楽しいですね。「(曲が)旅立っていったなー」って(笑)。(tokuさんに)何か思う? 私が他の人の曲を歌ってるとき。
toku こうなったか!って思うこともあるし、僕自身も誰かに曲を提供する場合、「メイリアならこう歌うだろうな」っていうのは考えますね。
メイリア 一番欲しいものがわかっているふたりだから、安心感はあるよね。
toku 作る時点でかなり密度高く打ち合わせているしね。
お互いクリエイターとしてリスペクトし合いながら、コミュニケーションをとっているんですね。
メイリア バッチバチですよ。わりと本当にケンカするんです(笑)。
toku うん(笑)。
メイリア 一応作詞と作曲で分業しているけど、お互いに踏み込むタイプなので、私もメロディーに対して口を出すこともあるし、tokuも詞に対して「これじゃ意味わからないな」とか。それにカチンときて「tokuにわからないだけじゃない?」なんて言ってケンカしたり。世に出ているものは、そこからお互いが納得いくところまで話し合って完成したものです(笑)。
GARNiDELiA(ガルニデリア)
ボーカルのメイリア、コンポーザーのtokuによるユニット。2010年9月の結成以降、ニコニコ動画を中心にオリジナル楽曲を投稿し、2014年3月に『ambiguous』でメジャーデビュー。同曲はアニメ『キルラキル』のオープニングテーマに抜擢され、iTunes Storeなどで総合チャート1位を獲得した。海外公演も精力的に行っており、2017年5月には、中国・上海で海外初ワンマンライブを成功させている。2018年7月からは、ライブハウスツアー「stellacage Live House Tour 2018 "glow"」を10都市で開催。

「ネット文化と共存するアーティスト」特集一覧

#04 は近日公開!

サイン入りポラプレゼント

今回インタビューをさせていただいた、GARNiDELiAさんのサイン入りポラを抽選で3名様にプレゼント。ご希望の方は、下記の項目をご確認いただいたうえ、奮ってご応募ください。

応募方法
ライブドアニュースのTwitterアカウント(@livedoornews)をフォロー&以下のツイートをRT
受付期間
2018年6月1日(金)13:30〜6月7日(木)13:30
当選者確定フロー
  • 当選者発表日/6月8日(金)
  • 当選者発表方法/応募受付終了後、厳正なる抽選を行い、個人情報の安全な受け渡しのため、運営スタッフから個別にご連絡をさせていただく形で発表とさせていただきます。
  • 当選者発表後の流れ/当選者様にはライブドアニュース運営スタッフから6月8日(金)中に、ダイレクトメッセージでご連絡させていただき6月11日(月)までに当選者様からのお返事が確認できない場合は、当選の権利を無効とさせていただきます。
キャンペーン規約
  • 複数回応募されても当選確率は上がりません。
  • 賞品発送先は日本国内のみです。
  • 応募にかかる通信料・通話料などはお客様のご負担となります。
  • 応募内容、方法に虚偽の記載がある場合や、当方が不正と判断した場合、応募資格を取り消します。
  • 当選結果に関してのお問い合わせにはお答えすることができません。
  • 賞品の指定はできません。
  • 賞品の不具合・破損に関する責任は一切負いかねます。
  • 本キャンペーン当選賞品を、インターネットオークションなどで第三者に転売・譲渡することは禁止しております。
  • 個人情報の利用に関しましてはこちらをご覧ください。
ライブドアニュースのインタビュー特集では、役者・アーティスト・声優・YouTuberなど、さまざまなジャンルで活躍されている方々を取り上げています。
記事への感想・ご意見、お問い合わせなどは こちら までご連絡ください。