最大部数号の巨大表紙のオブジェも登場!

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六本木ヒルズ森アーツセンターギャラリーにて開催中の「創刊50周年記念 週刊少年ジャンプ展VOL.2 -1990年代、発行部数635万部の衝撃-」。「週刊少年ジャンプ」創刊50周年を記念して開催されているこの展覧会は、昨年のVOL.1に続く第2弾で、最大発行部数653万部という大記録を達成した1990年代の週刊少年ジャンプの歴史を振り返ることができる。

【写真を見る】壁面を覆い尽くす週刊少年ジャンプ本誌のページ1024枚!

今回、この週刊少年ジャンプ展に、1996年生まれの女子大生ライター・篠田が潜入!90年代のことをほとんど知らない篠田。「こんな私でも楽しめるのだろうか?」という不安を抱えながら、足を踏み入れてみた。

■ 1024枚が来場者を出迎えるウェイティングゾーン

会場に入ってまず目に入るのが、ウェイティングゾーン。壁一面が週刊少年ジャンプ本誌のページ1024枚で覆われ、圧倒された!

■ 悟空が超サイヤ人に覚醒した瞬間を再現!オープニングシアター

ウェイティングゾーンを抜けると登場するのが、前後2つに分かれたスクリーンが設置されたオープニングシアター。週刊少年ジャンプの作品が次々と登場し、これまでの人気ぶりが伝わってくる。続く2つ目のスクリーンでは『DRAGON BALL』の名場面、悟空が超サイヤ人に覚醒した瞬間をリアル空間に再現し、全身で体感できる。『DRAGON BALL』読者はもちろん、あまり知らないという人でも楽しめる大迫力のクライマックシーンは必見!

オープニングシアターの後はいよいよ「ジャンプ90’sヒーローズゾーン」。ここでは、90年代の週刊少年ジャンプ人気作品のパネルや名場面の映像、普段なかなか見ることのできない貴重な原画などを見ることができる。

■ 壁全体の巨大グラフィックで作品の世界観を体験!『幽☆遊☆白書』と『レベルE』

冨樫義博氏の人気漫画『幽☆遊☆白書』と『レベルE』のエリアでは、主要キャラクターたちの名シーンの原画やライバルたちを壁全体に表示した巨大グラフィックが展示されている。さらに、モニターでは暗黒武術会決勝戦の映像を見ることができる。同作家の『HUNTER×HUNTER』の大ファンである篠田は、どちらの作品も読んだことがなかったが、この展示を見て「絶対読もう!」と決めた。

■ あの名シーンの原画が…『SLAM DUNK』

井上雄彦氏によるバスケットボール漫画『SLAM DUNK』のコーナーでは、スターティングメンバー5人を中心とした大型グラフィックと原画の展示が行われている。多くの読者の胸を熱くさせた名シーンや、白熱の試合を思い出させてくれる。また、「山王戦 47.5秒の奇跡」を映像で振り返ることもできる。『SLAM DUNK』をあまり知らないという人でも大迫力の大型グラフィックに驚くこと間違いなし!

■ シュールな世界観で等身大のメソに会える!『セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん』

うすた京介氏『セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん』のコーナーでは、同作品のシュールな世界観を味わうことができる。同作家の『ピューと吹く!ジャガー』を中学生の時に読んでいた篠田は、独特のタッチで描かれているマサルさんにどこか懐かしさを感じ、久しぶりに読みたくなった。

■ 90年代のオールスターが集合!世界で唯一のビックジャンプの前で写真撮影

大満足の展示を見た後はエンディングゾーン。ここでは90年代のオールスターズが集合した巨大な週刊少年ジャンプの前で写真を撮ることができる。展覧会のためにデザインされた世界にひとつだけの週刊少年ジャンプをお見逃しなく!さらにオリジナルの巻末コメントも展示してあるのでそちらも必見。来場者に向けて、当時のエピソードやメッセージを週刊少年ジャンプ本誌おなじみの巻末コメント風のデザインで展示している。

展覧会を楽しんだ後は、物販ゾーンでお土産を買うことができる。来場の記念になる商品が数多く販売されているのでチェックしてみて!

■ ますます盛り上がる週刊少年ジャンプ展!気になるVOL.3の開催は?

第3弾となる「創刊 50 周年記念 週刊少年ジャンプ展 VOL.3-2000 年代~、進化する最強雑誌の現在(いま)-」が、 7月17日(火)から9月30日(日)まで、第2弾に続き六本木ヒルズ森アーツセンターギャラリーにて開催される。会場では『ONE PIECE』『NARUTO-ナルト-』『BLEACH』などの、圧倒的な支持を受ける数多の傑作の原画が集うほか、作品世界を堪能できる様々な趣向をこらした展示を予定。

また、展覧会 VOL.1、VOL.2 ではフォトスポット以外禁止となっていた会場内での写真撮影が、VOL.3 の本展覧会では平日と一部の期間限定で携帯・スマートフォン、タブレットでの撮影を条件に、全エリア可能になることが決定した。特典付きの数量限定チケットが発売中で、無くなり次第終了なのでお早めに。

今回初めて週刊少年ジャンプ展に行った篠田だが、90年代の作品ということで今まで知らなかった作品が多かったにも関わらず、最初から最後までわくわくしながら楽しめ、読みたい漫画も増えた。90年代作品のファンはもちろん、物語を知らない、普段漫画を読まない、という人でも、展示されている特大パネルの迫力や原画の繊細さに感動するはず。

週刊少年ジャンプ展VOL.2は、6月17日(日)まで。まだ行ったことのない人は会場に急げ!(東京ウォーカー(全国版)・篠田)