旭山動物園/ミナミイワトビペンギン/(C)旭川市旭山動物園

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旭山動物園の冬の風物詩「ペンギンの散歩」が終わって早2か月。雪道をてくてく歩くキングペンギンを目の前で見られるとあって大人気なんですが、「散歩が無いなら別にペンギン見なくてもいいよねー」なんて思ってる方! いやいや、散歩以外にも見どころはあるんですよ。

旭山動物園/屋内放飼場のイワトビペンギンの巣/(C)旭川市旭山動物園

今、旭山動物園のペンギン達は繁殖期まっさかり! たとえば、ミナミイワトビペンギン。目の上の眉毛のように長く伸びた黄色い飾り羽、そして赤色の目とクチバシが特徴です。現在屋内放飼場で抱卵のようすを観察できますよー。

野生のイワトビペンギンは、狭い穴の中で小石を積み上げて簡単な巣を作り、オスとメスが交代して卵をあたためますが、旭山動物園の屋内でも、ちゃんと岩場のくぼみに小石を積んで抱卵しているそう。

クチバシの両側が赤く、頭頂部を通るリボンのような白い帯模様が特徴のキタジェンツーペンギン。こちらも抱卵用の巣作り中。屋内放飼場の床の上に小石を積み上げ、そのくぼみに卵を産んであたためるのだとか。

ちなみに旭山動物園にいるキタジェンツーペンギンは、5/29現在4羽。飼育する4種で一番数が少ないので見つけづらいかもですが(キングペンギンは16羽います)、ペンギン類のなかで一番泳ぎが早いのもジェンツーの特徴。プールで異常に早く泳ぐペンギンがいたら、ジェンツーかも知れませんよー。

冬の散歩で大活躍するキングペンギンも、さかんに鳴いてお相手を探しているところのようですが、そういえば昨年2017年の7月に生まれたかつてのヒナはどうなってるんでしょう? 「キウイ」とも呼ばれるフカフカの毛も抜け落ち、すっかり見分けがつかないだろうな……なんて思ってたら意外と見分け、つくそうです!

体の羽毛は大人と同じなんですが、違うのがクチバシ。2017年生まれの個体はクチバシが全部黒く、のど元のオレンジ色も少し薄いようです。大人になるとクチバシの下部分がピンク、もしくはオレンジ色になるんですが、オレンジ色になるほど大人度が上がるそう。

なかには換羽中(羽毛が生え変わる)のキングペンギンもいますが、モサモサしているので「ヒナ?」と思うかも。これはただ羽が生え変わってるだけなのでご注意を……。

そして、旭山動物園ではキングペンギンについで数が多いフンボルトペンギン。日本の動物園や水族館でもっとも多く飼育されているペンギンです。暑さに強い分、寒さには弱いので、旭山では寒くなると屋内展示のみになります。

ちなみに、フンボルトはじめ、飼育されているすべてのペンギンの翼(フリッパー)にはバンドがつけられていますが、オスは右の翼、メスは左の翼についているそう(2017年7月生まれのキングペンギンはまだ性別不明)。翼のバンドを見ながら「あのメス、モテてるなー」なんて観察してみるのも面白そうですね!

※写真提供:旭川市旭山動物園

旭川市旭山動物園 ■開園期間:夏期開園4月28日(土)〜11月3日(祝)  ■時間:夏期開園9:30〜17:15(入園は〜16:00)、10月16日(火)〜11月3日(祝)は9:30〜16:30(入園は〜16:00) ■住所:旭川市東旭川町倉沼 ■電話:0166・36・1104 ■料金:大人820円、中学生以下無料(北海道ウォーカー・出村聖子)