天然ミネラルウォーターで有名なエビアン。その原水をプールやスパのあらゆる水に使っているスペシャルなリゾートがあります。天然水を満喫できるその全貌をお届けします。

注目すべきは、天然ミネラルウォーターファウンテン

カシャの泉

ミネラルウォーターで有名なエビアンの原水が湧き出す“カシャの泉”のあるフランスの街、エビアン・レ・バン。かつて、ドゥ・レセール伯爵が泉の水を飲み続けたところ、腎臓結石が癒されたことで、エビアン水は“奇跡の水”として世に知れ渡ることとなりました。その効能の評判を耳にしたイギリス王エドワード7世が、エビアン水で持病の痛風を治療する保養地として建てさせた館が、現在の「Hôtel Royal(ホテル・ロイヤル)」です。

ハイドロコンタクト トレイルからホテル・ロイヤルの外観を眺めた様子

ホテル・ロイヤルには2つのプールと屋外ジャグジー、さらに「ハイドロコンタクト トレイル」と呼ばれる天然ミネラルウォーターファウンテンがあり、これらはもちろんエビアンの源泉水で満たされています。レマン湖やアルプスの山々を眺めながら泳げる庭のインフィニティプールは、この春リノベーションしてますます美しくなりました。さらに特筆すべき点は、何といってもハイドロコンタクト トレイルの心地よさ。 打たせ湯と穏やかなバブルを7種類体験できるジェットバスを体験できる露天ジェットバスは、頭や肩、腰、足などさまざまな部分に集中的にお湯を当てることで血行を促進し、血流を良くしていくことも。

ウェルネス・ウォーターと言われる理由とは?

スパ・エビアン・ソースの室内プール

ホテル・ロイヤルの「spa evian® source(スパ・エビアン・ソース)」はプールやジャグジー、 ハイドロコンタクト トレイル、26室のトリートメントルームなどの700屬離▲アゾーンと、380屬龍間に設けられた8つのトリートメントルームや360屬離侫ットネスルームからなり 、独自のメソッドを生かしたさまざまなマッサージをはじめ、「la prairie(ラ・プレリー)」や「comfort zone(コンフォートゾーン)」のソワンエステを受けられます。ハイドロマッサージの浴槽に満たされる水はもちろん、ソルトゴマージュやタラソラップの後に浴びるシャワー、フェイシャルスクラブを拭き取るためにコットンに含ませる水など、どのソワンエステに使われるのも純粋なエビアン水で、これこそが重要な鍵を握っています。

なぜなら、エビアンの水はカルシウムとマグネシウムのバランスが良く、ミネラルの含有量が適度な硬水だから。エビアン水のph値は7.2の弱アルカリ性なので、健康な人の体液のph値7.4と近く、体内に取り入れるのにはもちろん、肌からの経皮吸収という点でも優れています。つまり肌に優しく、トリートメントに用いるビューティプロダクトの効能をより一層サポートしてくれるのです。

また、アクアジムやスイミング、ジェットバス、ハマムやサウナなどの後に喉を潤すのにも、エビアンのミネラルウォーターはぴったりです。汗をかくとカルシウムとナトリウムを補給しなくてはなりませんが、水に含まれるミネラルが多すぎてもその一部は体外に排出されてしまうし、少なすぎてはミネラルを十分に吸収することができなくなってしまうからです。そういった点でも、エビアンの天然ミネラルウォーターは弱アルカリ性なので体内へスムーズに浸透していくとされています。

ここでしか受けられない水の恩恵

ハイドロコンタクト トレイル

重要な点は、ヨーロッパではミネラルウォーターと謳う水は採水地の水をそのままボトリングし、殺菌処理をしてはいけないという規定があるということ。エビアンでは、源泉水が湧き出るカシャの泉から10km以内でなくてはエビアンの水と名乗ってはいけないという厳しい法律があります。日本で販売しているエビアンの天然ミネラルウォーターのペットボトルも、カシャの泉から約5kmの採水地に建てられた工場で、殺菌処理などの加工を一切せずに自然のまま直接ボトリングされています。

その意味からも、カシャの泉から1km以内、歩いてほんの15分程度という近場にたたずむホテル・ロイヤルのスパ・エビアン・ソースでは、エビアンの水の恩恵を受けた水療法を筆頭として、ウェルネス、フィットネスを体感することで、健康を回復してベストコンディションへと導かれていくのです。

スパの休憩室アーガー・ハーン・リラクゼーションラウンジ内観

泳ぎ疲れたり、マッサージを受けた後には、「アーガー・ハーン・リラクゼーションラウンジ」でひと休み。その昔、アーガー・ハーン3世が常宿していたアパルトマンをスパの休憩室として改装したサロンは、アールヌーヴォー様式がロマンティックな雰囲気を醸し出しています。

その土地のものをいただく、贅沢な食

レストラン レ・フレスクの内観

旅の醍醐味ともいえる美食も大切なポイント。今年ミシュランのひとつ星を獲得したレストランLes Fresque(レ・フレスク)」のシェフ、Patrice Vander(パトリス・ヴァンデル)が腕を振るう湖の魚料理を味わうのも楽しみのひとつ。

レストラン レ・フレスクの湖の魚料理

ホテル・ロイヤルの広大な庭には自家菜園があり、野菜やハーブ、エディブルフラワーや果物を育てているので、レマン湖で釣れた魚と摘みたてのハーブや野菜を生かしたフランス料理を堪能できます。さらに、食後にはシェフ・パティシエの Stéphane Arrête (ステファン・アレット)による、ホテルのポタジェで育った旬のフルーツのデザートも堪能できます。

また、ホテル・ロイヤルの姉妹系列にあたる「Hôtel Ermitage(ホテル・エルミタージュ)」のプールもエビアン水で満たされており、こちらの「Spa Quatre Terre(スパ・キャトル・テール)」では「CARITA(カリタ)」のソワンエステを受けられます。

ベスト・リゾート部門のグランプリを獲得

エビアン・リゾート・ゴルフ・クラブ

エビアンといえばゴルフでも有名で、毎年9月に催される「ザ・エビアン・チャンピオンシップ」の時期には、世界中からゴルフ選手やジャーナリストたちが集まります。この会場となるゴルフ場「Évian Resort Golf Club(エビアン・リゾート・ゴルフ・クラブ)」は、ホテル・ロイヤルやホテル・エルミタージュと同じエビアン・リゾートのグループなので、双方のホテルとゴルフ場の間のシャトルバスが毎日頻繁に出ていて便利です。

クルーザー エビアン・ワン

アルプス山脈にも程近く、春から秋にかけてはハイキングのオプショナルツアーが設けられ、冬場はスキーも楽しめます。また、ホテル・ロイヤルではこの春、新たに「Évian One(エビアン・ワン)」というクルーザーを購入したばかり。これからは対岸のジュネーヴに到着した顧客をこのボートで送迎するほか、レマン湖をクルージングするプランも用意するそう。

2016年には、ホテルの国際コンクール「Prix Villégiature(プリ・ヴィレジアトゥール)」でベスト・リゾート部門のグランプリを獲得したホテル・ロイヤル。そしてホテル・エルミタージュとエビアン・リゾートは、エビアンの天然水と、きらびやかに輝くレマン湖、アルプス山脈の自然の恩恵を存分に受けられる聖地として、世界中の人々が羨望してやまないリゾート地なのです。

Hôtel Royal(ホテル・ロイヤル)
Rive Sud du Lac de Genève BP8 74501 Évian -Les Bains Cedex
+33(0)4 50 26 85 00

Hôtel Ermitage(ホテル・エルミタージュ)
Rive sud du lac de Genève BP8 74501 Evian-les bains Cedex
+33(0)4 50 26 95 00

Évian Resort Golf Club (エビアン・リゾート・ゴルフ・クラブ)
Route du Golf, 74500 Évian-les Bains
+33(0)4 50 75 46 66

文/Masae Hara