日射しも強くなり、気温も上昇してきました。二人で外出する機会も増えてくるでしょう。お出掛けすれば、お腹も減る。帰ったら、彼氏の空腹を満たしてあげなくてはいけません。なるべく早く作れて、喜んでもらえるような料理を振る舞いたいですよね。そこでご紹介するのが“春キャベツの焼きシーザーサラダ”です。

文・オガワチエコ

春キャベツはその名の通り、春先に出回り始め、6月上旬くらいまでがもっとも美味しい食材です。

普通のキャベツは、葉がしっかりと巻かれていてズッシリと重みがあるのに対し、春キャベツは葉の巻きが緩く、全体的にふわっとしているのが特徴です。一枚一枚の葉も薄くて柔らかく、また水分が多いので、食べると自然な甘みが感じられます。

いつも食べているのとはひと味違ったキャベツの美味しさに、きっと彼も驚きを隠せないはず!

春キャベツの焼きシーザーサラダ 材料(2人分)

春キャベツ……1/4個

粉チーズ……大さじ1

ベーコン……3枚

オリーブオイル……大さじ1

醤油……大さじ2

酢……大さじ1

オリーブオイル……大さじ2

ブラックペッパー……適宜

作り方

撮影:大崎えりや

(1)1/4のキャベツをさらに半分に切り、レンジにかけて柔らかくする。

(2)フライパンにオリーブオイルを入れ、1cm幅に切ったベーコンをカリッとするまで炒める。

(3)ベーコンを取り出し、残った油で(1)を炒める。焦げ目がついたら裏返しにする。

(4)器に醤油と酢とオリーブオイル、ブラックペッパーを入れて、ドレッシングを作る。

(5)(3)を皿に盛り付け、(4)をかけ、粉チーズをふってベーコンをのせる。

春キャベツは生食向きとされていますが、火を通すことで甘みが増すので、サッと加熱しましょう。

噛めば口のなかに、優しい香りとみずみずしさが広がります。カリッと焼き上げたベーコンとの、食感の対比を楽しめるでしょう。酸味のあるさっぱりとしたドレッシングが、キャベツの自然な甘みをさらに引き立ててくれます。

お出かけ帰りの空腹を満たし、火照ったカラダを癒してくれる爽やかなメニューです。お酒のおつまみにもいいですね。ビールに合わせたらグイグイ進むでしょう。旬の今の時期を逃さないように、どうぞ。

(C) Dean Drobot / Shutterstock(C) lenetstan / Shutterstock

オガワ チエコ料理研究家。ル・コルドン・ブルー、東京會舘クッキングスクールで料理と製菓を学ぶ。雑誌やテレビ、ラジオ、書籍等のレシピ作りや調理、スタイリング、料理コラム等で活躍中。著書に『彼の家に作りに行きたい!純愛ごはん』(セブン&アイ出版)、『おにぎらずの本』(泰文堂)、『スティックオープンサンドの本』(講談社)。