ドコモ、au、Softbankが出揃った「定額制プラン」で、オトクになる人の違いとは?

写真拡大 (全4枚)

大手携帯電話会社の料金プランに「段階制」という大きな変化が訪れています。
今までは予め使用できる通信データ容量を決め
・決められたデータ通信量までは高速通信が利用できる
・上限を超過した場合は速度制限かデータ容量の追加購入が必要
といった料金プランが主流でした。

昨年、auが導入した段階制プラン「auピタットプラン」は、使ったデータ通信量に応じ料金が決まります。
auに続き、今年4月にはNTTドコモも段階制プランの「ベーシックパック(同シェアパック)」を発表しました。
そして今月25日にSoftBankも段階制プラン「おてがるプラン」を発表しました。

これで大手携帯電話事業者の段階制プランが遂に出揃いました。

段階制プランは
・月額のスタート料金が安価に設定されている
・使ったデータ通信量に応じ、料金があがっていく
という仕組みで
・データ通信が少なければ今までより安価に利用できる
・データ通信が多い月は使った分だけの請求となり、速度制限や制限解除の手間が不要
という、ユーザーメリットが多いプランです。

段階制プランの仕組みそのものは各社とも大きな違いは感じられません。
そのため「どの会社を選んでもお得になる」と考えがちです。

しかしながら、各社の段階制プランをよく見ていくと、
「どんな人がお得になるのか?」
ここに大きな違いがあることがわかりました。

今回は、各社の段階制プランの特徴と、お得になる人はどんな人なのかを解説していきます。


○NTTドコモ - ベーシックパック

NTTドコモ - ベーシックパック


NTTドコモが4月末に発表、5月25日から提供開始している段階制プランが「ベーシックパック」です。

1GBまでの通信は月額2,900円と、従来提供されていた料金プランよりも安価に設定されています。
データ通信が極端に少ないユーザーであればベーシックパックを選ぶことで毎月の料金を安価にすることが可能です。
1GB以上のデータ通信を使った場合は、
・3GBまでの利用は従来プランよりも割安
 ・5GBまでの利用は従来プランと同額
に設定されており、段階料金の一番上の「20GBまで」に達しない限りは、今までと同じか、それよりも月額を安くすることができます。

さらにベーシックパックを選択した場合「通話定額プラン」の加入が必須ではなくなる上に、同社が提供する中で最も安価な基本プラン「シンプルプラン」を組み合わせられますので、通話の利用が少ないユーザーも段階制プランを選択するメリットがあると言えます。

指定機種を購入した場合、条件を満たすプランを利用する限り通信料が毎月1,620円割引される「docomo with」も適用できます。

NTTドコモの段階制プランは、最新の高性能機種で動画などのリッチなコンテンツをとことん楽しむ人より
・データ通信も通話もそこまで行わない人
・機種変更は2年以上に一回しか行わない人
であれば、今までよりも安くなるプランと言えます。


○au - auピタットプラン

段階制プランの先駆者、auピタットプラン


大手携帯電話会社として、スマートフォン向けの段階制プランを最初に導入したauの「auピタットプラン」です。

1GBまでのデータ通信量なら、各種キャンペーンを適用して1,980円からと、格安スマホ並の月額料金でインパクトの大きなプランとして注目を集めています。

料金の段階は、前述の通り最小は1GBまで、最大は20GBまでとNTTドコモのベーシックパックと同じです。
ただ、内訳としてNTTドコモにはない「2GBまで」の段階・料金が設定されているため、データ通信の利用が少ないユーザーであればNTTドコモのベーシックパック以上に、使ったデータ量に対して適切な料金で利用できるような仕組みになっています。

また、10万円を超えるような最新機種を48回払いで購入することもできますし、残り24回の支払いが免除になり、次の機種を購入できる買い替えをサポートする「アップグレードプログラムEX」も用意されています。

auピタットプランは
・データ通信はそこまで多くない
・スマートフォン自体は最新機種、高性能機種を使いたい
・2年毎に買い替えを行いたい
という、データ通信以外はヘビーユーザー、こだわりの強いユーザーでもお得になる段階制プランです。


○SoftBank - おてがるプラン

三社では最後発となるSoftBankの段階制プラン


大手携帯電話事業者三社の中で、段階制プランの導入が最後発となったのがSoftBankの「おてがるプラン」です。

ほかの2社との違いは「段階の最大が3GB」となっていることです。
5GBや20GBといった大容量の設定はないため、とにかく使い方がライトなユーザーに向けた段階制プランになっています。

通話プランも
・通話定額
・5分までの通話定額
から選ぶようになっているのも違いとして挙げられます。
月額料金は各種割引キャンペーンが適用されるため、通話定額を選んでも他社よりも大幅に月額が高くならない点も見逃せません。

ただし、おてがるプランで注意したいのが「機種専用プラン」になっているということです。
現時点で発売済、発表済の機種だと
・iPhone SE
・Android One S3
・DIGNO J
・HUAWEI nova lite 2
・シンプルスマホ4
を購入した場合のみ、加入できるプランになっています。

対象機種がスマートフォンのラインナップとしては「エントリーモデル」に限られる通り、SoftBankのおてがるプランは「これからスマートフォンを持つ人」に向けた、格安スマホ対抗のプランと言えます。


このように各社の段階制プランは、仕組みや最低料金だけを見ると横並びに見えますが、
・料金設定
・対象機種
・機種の購入方法
などが異なっており「ただ安くなる」プランではないことがわかるはずです。

これから各社、夏の新商品が発売になっていく中で料金プランの見直しを考える人は。
段階制プランが、
自分の使い方で安くなるのか? 
これを確認して選択してください。

段階制プランの見た目の「安さ」に惑わされずに、選ぶことが大事です。


迎 悟