「降水確率50%」で傘を持つ人は●%!用意周到に傘を持つ割合が一番高い職業は?
じめじめした日が増えつつある今日この頃。平年だと関東地方の梅雨入りは6月初旬なので、もうすく傘の出番が増えていくはずです。しかし傘の準備でけっこう困るのは「今は晴れているけど、これから降るかも」という予報の時。荷物が増えるので必要でなければ傘はもちたくない人が多いと思いますが、例えば「降水確率50%」の時、あなたは傘を持ちますか?
降水確率50%以上で傘を持つ人は全体の約4割
この「降水確率50%問題」について真っ向からアンケート調査を行なっているのが「株式会社プラネット」。こちらによると、「降水確率50%以上で傘を持つ」と答えている人は全体の38.7%となっています。さらに男女別の調査結果だと、男性が37.8%で女性が40.9%。女性のほうが若干多いようです。
しかし「降水確率にかかわらず常に持つ」という用意周到な人は、男性が18.3%で女性が9.0%だそう。少数ながらも男性が女性の倍以上となっているのです。一体なぜ男性のほうが多いのでしょうか?その考察のヒントとなりそうなのが、「降水確率にかかわらず常に持つ」と答えた人を職業別に分類した調査結果です。
「降水確率にかかわらず常に持つ」人の職業
1位 公務員……23.9%
2位 自由業……22.4%
3位 会社員……20.9%
4位 会社役員・経営者……18.6%
5位 無職……11.5%
6位 パート・アルバイト……11.1%
7位 定年退職……11.0%
8位 自営業……8.6%
9位 主婦(主夫)……4.6%
1位は「公務員」(23.9%)。なんとなく堅実なイメージがある職業ですが、つねに傘を持って雨に備える人が多いことが分かります。ほか上位をみるとやはりビジネスパーソンが中心。やはり朝家を出て夜に帰宅すると、急な天気の変動に対応しづらいはず。よってつねに傘を持ち歩く人が多いと考えられます。
一方傘をつねに持ち歩く人が一番少ないのは「主婦(主夫)」。ビジネスパーソンと比べると家にいることが多く、外出するとしても「近所へ買い物」など短い時間が多いので、急な天気の変動でも対応しやすいのでしょうか。
折りたたみ傘を好むのは女性よりも男性
さらに同調査では「購入する傘」についても調べています。「長傘」「ビニール傘」「折りたたみ傘」の三種類のうち、どんな傘を使う人が多いのでしょうか?全体の結果および男女別の結果は次の通りです。
購入する傘のタイプ(全体)
1位 長傘(一般的な傘)……75.7%
2位 折りたたみ傘……58.2%
3位 ビニール傘……33.2%
4位 和傘(番傘、蛇の目傘など)……1.1%
5位 使用しない……0.4%
購入する傘のタイプ(男性)
1位 長傘(一般的な傘)……72.0%
2位 折りたたみ傘……61.0%
3位 ビニール傘……39.0%
4位 和傘(番傘、蛇の目傘など)……0.6%
5位 使用しない……0.4%
購入する傘のタイプ(女性)
1位 長傘(一般的な傘)……81.3%
2位 折りたたみ傘……53.9%
3位 ビニール傘……24.2%
4位 和傘(番傘、蛇の目傘など)……1.9%
5位 使用しない……0.4%
圧倒的に多いのは「長傘」ですが、男性よりも女性の割合が多いことが判明。2位以下をみると、前述の調査でつねに傘を持ち歩く割合が多い男性は「折りたたみ傘」を持つ人が多いことが分かります。また、急な雨をしのぐのに重宝する「ビニール傘」を使っているのも男性より女性です。さらにかなりの少数派ですが「和傘(番傘、蛇の目傘など)を使っているのは女性が男性の倍以上いるのもポイント。女性の方が着物を着る人が多いからでしょうか?
日本で「傘を使用しない」人は0.4%。イギリスなど欧米では少しくらいの雨だと傘を差さない傾向にある国も多いようです。
傘を持つかどうか、そしてどんな傘を選ぶか?性別や職業により、これらの選択傾向が微妙に違うことが分かった今回の調査結果。さて今年の梅雨は皆さんどんな傘で過ごす予定でしょうか?平年だと梅雨入りはもうすぐなので、お仕度はお早めに!
【調査概要】
調査主体:株式会社プラネット「From プラネット」
調査機関:インターワイヤード株式会社
調査期間:2018年4月9日〜4月20日
回答数:3600人