ケニー・ゴス(Kenny Goss)、ジョージ・マイケル(George Michael) photo : Getty Images

2016年に亡くなったジョージ・マイケル。元恋人たちが遺産を要求していることが明らかに!

問題となっているのはジョージ・マイケルが妹のメラニーとヨラダに残した1400万ドル(約15.2億円)と家などの不動産。1996年から2009年まで13年間交際していたケニー・ゴスが自分にももらう権利があると主張し始めていることが発覚した。

ゴスは「ジョージが困難な時期を乗り切るのを助けた」と主張、弁護士を通して正式に訴えているという。ゴスによると彼と交際していた時期のジョージは薬物に依存していて、立ち直るのを支えたのは彼だという。2人の友達は「ジョージはいつもゴスに彼の面倒を見ると言っていた。ゴスは何も欲しがらないけれど正当に扱うと話していた」とジョージがゴスにも遺産を分けるつもりだったと証言。「2人は長年一緒にいた。ゴスはジョージの世話をしてあげていた。遺書にはそれが反映していないと思っている」と語っている。

ファディ・ファワズ(Fadi Fawaz)、ジョージ・マイケル(George Michael) photo : AFLO

さらにこのゴスの訴訟にジョージの最後の恋人、ファディ・ファワズも加わることが明らかに! 新聞「ミラー」によるとファワズは生前ジョージと一緒に暮らしていたロンドンの家を相続したいと思っていたという。でもジョージの死後、家から立ち退くように命じられている。関係者によると「彼はジョージと一緒に幸せなときを過ごした家を出なくてはいけないのを悲しく思っている」。ファワズは現在経済的に苦しく、ジョージが生前贈ってくれた車も売ってしまったという。

元カレがタッグを組んで遺族と争うという異例の事態。2人の主張は認められるのか続報にも注目したい。

text: Yoko Nagasaka