錦織、快勝発進をATPが称賛 「ケイは4年前のような予兆を感じさせなかった」
ジャンビエをストレートで下し2回戦進出、「4年連続初戦突破を果たす」とATPがレポート
テニスの全仏オープンは27日、男子シングルス1回戦が行われ、世界ランク21位の錦織圭(日清食品)は同304位のマキシム・ジャンビエ(フランス)に7-6、6-4、6-3でストレート勝ち。2回戦進出を決めた。
強打を連発してくるジャンビエの圧力に屈することなく、ストレートで2回戦に駒を進めた錦織。4大大会は昨年のウインブルドン以来となったが、まずは順当に勝利を収めた。
「日本のスーパースター、ケイ・ニシコリは2014年の全仏オープンでマルティン・クリザンに初戦で敗れたが、第19シードの男は今年も同じような目に遭う予兆は感じさせなかった。4年連続での初戦突破を果たした」
ATPツアー公式サイトは、錦織の試合をこうレポートしている。
同サイトで錦織は、ジャンビエを称賛。簡単な相手ではなく、ストレート勝ちはラッキーだったと振り返っている。
錦織は21歳のパワフルな新鋭を称賛しつつ…「感触はほぼパーフェクト」
粘り強さが持ち味の錦織にとってクレーコートとの相性は悪くなく、昨年は8強で“ビッグ4”の一角アンディ・マレー(英国)に敗れたが、ベスト8まで進んだことを紹介。錦織自身の手応え十分のコメントも紹介している。
「感触はほぼパーフェクトです。良い準備ができたと思いますし、ここに来るまで良い試合も何度かできました。体の面でも、テニスの面でも、良い感触があります」
2回戦の相手は地元の世界ランク50位ブノワ・ペール(フランス)と同77位ロベルト・カルバレス・バエナ(スペイン)の勝者。記事によると、錦織は精神面でのタフさが求められるとコメントしている。
日本のエースは悲願のグランドスラム制覇へ、上々のスタートを切った。(THE ANSWER編集部)