ポアロ役に挑むジョン・マルコヴィッチ
 - Bertrand Rindoff Petroff / Getty Images

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 映画『ザ・シークレット・サービス』や『RED』シリーズなどの俳優ジョン・マルコヴィッチが、アガサ・クリスティ原作の「ABC殺人事件」のミニシリーズ作品で、名探偵エルキュール・ポアロ役に挑戦すると The Hollywood Reporter などが報じた。

 本作はBBCとAmazonが手掛ける全3話のミニシリーズで、監督はテレビドラマ「フランケンシュタイン・クロニクル」のアレックス・ガバッシ、製作は映画『リジェネレーション』(日本劇場未公開)のファラ・アブシェシャ、脚色はテレビ映画『オリバー・ツイスト』『大いなる遺産』などのサラ・フェルプスが担当する予定。

 ある日、ポアロのもとにABCと名乗る人物から挑戦状が届く。その予告通り、Aで始まる地名の町でAの頭文字の老婆が殺され、現場には不気味な「ABC鉄道案内」が残されていた。まもなく第二、第三の挑戦状が届き、Bの地でBの頭文字の娘が、Cの地でCの頭文字の紳士が殺されていく……。クリスティの作品群の中でも、高い評価を受けた代表作の一つだ。

 その他キャストには、映画『ハリー・ポッター』シリーズのルパート・グリント、テレビシリーズ「ブロードチャーチ」のアンドリュー・バカン、「ツイン・ピークス The Return」のエイモン・ファーレン、「ゲーム・オブ・スローンズ」のタラ・フィッツジェラルドなどが決まり、今回マルコヴィッチにポアロ役の白羽の矢が立ったようだ。

 演技派のマルコヴィッチがどのようなポアロを披露するのか楽しみだ。(細木信宏/Nobuhiro Hosoki)