日本でのイニエスタフィーバーに現地メディアも注目している【写真:Getty Images】

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カンプ・ノウでの最終戦から1週間、神戸で初のユニフォーム姿を披露

 スペインの名門バルセロナからJ1ヴィッセル神戸に加入したスペイン代表MFアンドレス・イニエスタ

 26日に本拠地ノエビアスタジアム神戸でウェルカムイベントが行われ、8212人もの大観衆を集めたが、このフィーバーぶりには現地メディアも注目している。スペイン最大の全国紙「マルカ」はこのイベントを詳細にレポートするとともに、イニエスタが神戸で課される“ミッション”についても言及している。

 カンプ・ノウでの感動のラストマッチから1週間後、イニエスタは下部組織時代から身を包んだバルサの青とエンジからクリムゾンレッド一色の神戸のユニフォーム姿に変わった。背番号8をつけてサポーターの前に登場したイニエスタは「こんなにも温かな歓迎ぶりに感謝したいです。日本での2日間はとても心に残りましたし、ありがとうと言いたいです」と謙虚さを感じさせるコメントを紹介。それと同時に日本での野心についても語っている。

「私はヴィッセルが向上するため、学びつつ仕事をし、大きな情熱を持ちたいと思います。そしてJ1チャンピオン、AFC(チャンピオンズリーグ)のチャンピオンになりたいと思っています」

「ただその前には、最後となるであろうロシアW杯で…」

こう語った理由として、同紙は神戸が“常勝軍団ではない”ことにこう触れている。

「神戸は日本のトップリーグにおいて、6位以内に入ったことはいまだにない。イニエスタには夏の休暇期間が終われば、その順位を上位に引き上げるという大きな役割がある」

 神戸を強豪クラブに仕立てられるか、イニエスタは大いなるミッションに挑むことになる。同紙が「ただその前には、最後となるであろうロシア・ワールドカップ(W杯)でスペイン代表に集中するため、ヨーロッパに戻る」としている通り、W杯での活躍ぶりにも注目が集まりそうだ(Football ZONE web編集部)