(写真提供=SPORTS KOREA)

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5月も半ばを過ぎ、今年も韓国では「テハッ・チュッチェ」のシーズンを迎えている。「テハッ・チュッチェ」とは、漢字で書くと「大学祝祭」となる。日本でいうところの学園祭のようなものといえば、わかりやすいだろうか。

日本では11月が学園祭シーズンだが、韓国では5月と9月がそれにあたり、今月は各地で大学祝祭が催されているのだ。日本の学園祭と同様、大学祝祭で一番の目玉となっているのは、人気歌手やアイドルたちが出演するライブだ。

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特に人気が高いのはガールズグループで、韓国のイベント代行業者『メルセン」が今月1日に発表したところによれば、大学祝祭にオファーしたい歌手ランキングでも、ガールズグループが数多く上位に入ったという。

実際、人気ガールズグループのライブともなると、チケットがオークションサイトで高騰することも珍しくないし、キャンパス内にダフ屋が出回ることもある。大学祝祭の“ビジネス化”論争まで巻き起こっているほどの人気ぶりだ。

今年の大学祝祭でも、日本でも人気が高いTWICEやBLACKPINKなどが登場。TWICEは名門・成均館(ソンギュングァン)大学、BLACKPINKは明知(ミョンチ)大学の大学祝祭でパフォーマンスを披露したが、今年の春の大学祝祭ライブでにわかに話題となったのはMAMAMOOだ。

MAMAMOOのメンバーであるソラが身に付けた「透けすぎ衣装」がニュースになったのだ。

“下着パフォーマンス”で物議

以前から大学祝祭におけるガールズグループたちのパフォーマンスはときに度を越えることも多く、ここ数年は、ライブでセクシーさを前面に押し出すグループも少なくなかった

例えば、4人組グループの「Laysha」だ。

彼女たちは、とある大学の学園祭に出演した際、下着のような露出度の高い衣装を身に着け、腰やお尻を振ったり、胸を寄せ上げたりするパフォーマンスを披露。メディアから「わいせつすぎる」などと揶揄され、物議を醸した。

そのほかにも、大学祝祭ライブでセクシーさに注目が集まるグループは数多く、前述したMAMAMOOのソラなどもその一つの例といえるだろう。

こうした状況を受け、「変態的な性文化に染まった大学祝祭」などと報じるメディアもあるが、それにしてもなぜ、大学祝祭でセクシーさをアピールするのか。

そもそも近年、K-POPガールズグループの間で「セクシー合戦」が激しくなっていたこともその背景にはあるだろうが、理由の一つには、韓国の放送規制が厳しいことがあるかもしれない。

「テレビではできない」

というのも、韓国ではガールズグループのセクシーパフォーマンスに対して規制がかかることが少なくないのだ。

例えば、2016年には、ガールズグループの問題児とされるSIX BOMBが着た超密着型のタイトなピンクレオタードの衣装が、放送通信審議委員会から「衣装が扇情的だ」として「着用放送不可」判定を受けている。

また、元4minuteのメンバーで解散後はソロとなったヒョナも、世間の注目を集めた“骨盤ダンス”が放送審査の結果、R18指定になったことがある。

テレビではそうした厳しい放送規制があるため、ファン獲得のきっかけにもなっている大学祝祭で、普段以上にセクシーさを強調している可能性も否定できないだろう。

実際、前出のLayshaのパフォーマンスについて、とあるメディアは「テレビでは決して見ることのできない破格のパフォーマンス」と報じていた。

いずれにしても、大学祝祭シーズンが到来し、ガールズグループのライブに関心が集まっていることは間違いない。話題作りや注目を集めるのも良いが、キャンパスにふさわしい健全なパフォーマンスでファンの心を掴んでほしいものだ。

(文=慎 武宏)