監督はフロイト作品のファン! - トッド・ヘインズ監督
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 映画『キャロル』『ワンダーストラック』などのトッド・ヘインズ監督が、オーストリアの精神分析学者、ジークムント・フロイトを題材にしたテレビ版ミニシリーズを企画していると The Playlist などが報じた。

 これは、『ワンダーストラック』に引き続き、アマゾン・スタジオのもとで企画されている作品。ヘインズ監督作の常連撮影監督であり、今年のカンヌ国際映画祭でピエール・アンジェニュー撮影賞を受賞したエドワード・ラックマンを祝うためにヘインズ監督がカンヌを訪れた際に、記者に同企画があることを明かしたようだ。

 ヘインズ監督は、昨年8月にアマゾン・スタジオと新たなテレビプロジェクトを計画していることを明かしており、「現代社会の見方やわれわれの文化に浸透している彼らの思考がどれだけ革新的だったか、少々忘れ去られている人物を見直してみたいと思っている」と The Playlist に語っていた。

 ちなみに、ヘインズ監督はジークムント・フロイト作品の熱心な読者であることを、昨年10月に行われた Into Magazine のインタビューでも語っていた。ヘインズ監督は、「ミルドレッド・ピアース 幸せの代償」でも時代物のドラマを描いており、果たしてどのような作品が出来上がるか楽しみだ。 (細木信宏/Nobuhiro Hosoki)