豪首都キャンベラにある国会議事堂に掲げられた国旗(2011年6月20日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】オーストラリア情報機関のトップは24日夜、首都キャンベラの議会で開かれた公聴会で、外国からの介入とスパイ行為が国益に「壊滅的な悪影響」を与えかねない、「前代未聞」のレベルに達しているとして、改めて警鐘を鳴らした。

 オーストラリア保安情報機構(ASIO)のダンカン・ルイス(Duncan Lewis)長官は、特定の国を名指しすることはしなかったものの、同国では国内政治への中国の介入に対する懸念が強まっている。

「外国の情報活動の現在の規模は…前代未聞だ」と述べたルイス長官は、外国人の当事者らが標的にしているのは、オーストラリアの同盟・提携関係や外交・経済・軍事問題における立場といった、特別な機密情報だと明かした。

 また、エネルギー・鉱物資源・科学・技術革新に関する情報も関心の対象となっているという。

 その上でルイス氏は、「スパイや介入、妨害行為や、悪意ある内通者による活動は、国益に壊滅的な悪影響を与えかねない」と警告。

「わが国の主権、わが国の安全、わが国の繁栄を損なう恐れがある…今日、冷戦(Cold War)期以上に外国の情報当局者が入っており、わが国を攻撃する手段もさらに多く持っているというのが厳然たる事実だ」と指摘した。
【翻訳編集】AFPBB News