<ダブル世界戦>1R、マクドネル(手前)からダウンを奪う井上尚弥(撮影・島崎忠彦)

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 ◇プロボクシングWBA世界バンタム級タイトルマッチ12回戦  王者ジェイミー・マクドネル―同級2位・井上尚弥 (2018年5月25日 大田区体育館)

 過去判定負けしかしていない王者マクドネルが、井上にボコボコにされた。強烈なプレッシャーを受けると腰がひけ、あっけなく尻もちをつきダウン。爪痕も残せないまま1回TKO負けし、「地球上で一番強い男と試合ができた。今日は私が勝てる夜ではなかった」と脱帽した。

 控室では赤い目で言葉を詰まらせながら「次は階級を上げて戻ってきたい」と現役続行に意欲。体重は1時間10分遅刻した前日計量時よりも12キロアップした65・3キロで戦ったという。「ここ10年バンタム級でやってきた。減量も特に大きく何かを変えたことはない」。ベルトを失った前王者の声は弱々しかった。