1階に室蘭やきとりの「一平」があるビルの2階。「浅野屋」としての営業時間 内には目印となる看板がずらり

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私の友人は「今日は風邪っぽいな」という日、決まって「スープカレー食べて元気出すわ」と言います。野菜がたくさん入っていて栄養満点、スパイスたっぷりだから食欲も増進! というのが持論。実際、次の日に顔を合わせると驚くほど元気になっているので、私も度々、調子が出ない日は「スープカレーの日」にしています。

スープカレー店の営業を始めてからも、夜も店に立つ浅野さん。「体は疲れますが、好きなことができてるので苦にならないですよ」と語ります

そんな「今日も風邪気味」だという友人に連れられ、札幌・狸小路界隈にやってきました。ランチ時にあまり訪れることのないこのエリアは、私にとって夜の街。ぶらぶら歩いていると、見慣れた焼き鳥屋さんとバーの入口の間に「スープカレー」の文字を発見! 若者に人気のダイニングバー「ブランチダイニングBob」が、昼間の営業外時間を使ってスープカレーが楽しめるようになっていたんです。

昼の営業時は「サッポロ スープカリー 浅野屋」と名前を変えての二毛作営業。2017年8月から営業しているそう。

室蘭出身の私にとって、1階の「室蘭やきとり『一平』」は馴染みの店。ほろ酔い気分でそのまま2階の「Bob」を何度か利用したことがあったというのに、スープカレーを楽しめるようになったとは全然知りませんでした……。

ワクワクしながら2階へ上がっていくと、夜のお洒落な雰囲気はそのままに、ほんのりスパイスの香り。

どうして「二毛作」営業を始めることになったのか、「Bob」「浅野屋」で料理長を務める浅野慎介さんに尋ねてみると、なんともシンプルな答えが。無類のスープカレー好きという浅野さん。市内各地の名店を食べ歩き、趣味が高じて自作するようになったそう。そうして自ら自信を持てるスープを完成させ、オーナーに昼の営業を提案したというのです。

風邪気味の友人はメニューを一目見て「やわらかチキンと14種の野菜カレー」をオーダー。そうそう野菜をたっぷり摂らなきゃ! 私はというと、どれも美味しそうに見えて迷いに迷った挙句、最近仕入れた「ラム肉には脂肪燃焼効果がある」という情報と、食べ過ぎで最近体が重い現実が頭をよぎり、「漬込みジンギスカンと14種の野菜カレー」をチョイス。

注文したメニューが届き、驚いたのはまずボリューム! ほとんどのメニューがそうなのですが、14種類もの野菜が大きな器にめいっぱい盛り付けられているので迫力満点なんです。しかも、1000円超えしないメニューが多数。コスパも良いなんてうれしすぎます!

ちなみに、どうしてこんなにボリューミーでコスパ抜群なのか、浅野さんに聞いてみると、実は「器ありき」だったのだとか。「スープカレーにちょうどよさそうな器を探してきてもらったら思いのほか大きくて。器の大きさに合わせて、見栄えが良いように盛り付けていったら今のスープと野菜の量になりました。でも、値段は最初に考えていたものから変えたくなかったのでね」と、なんとも“器の大きい”エピソード!

辛さは「辛味なし」から「超激辛」までの6段階から選べ、ライスは小盛(150g)、普通盛(200g)、+100円で大盛り(350g)も選べます。

では、さっそく食べてみます。「味付きのジンギスカンとカレーは果たして喧嘩をしないのだろうか」と思ったのですが、心配は無用でした。スープは鶏ガラや豚骨、野菜からバランスよく出汁を取ったあっさり系で、ジンギスカンの旨味をさりげなく引き出し、意外にも相性ばっちり。このほか、サバ竜田やカキ、揚げぎょうざ入りなどの個性的なメニューもそろい、いずれも14種類の野菜入り。どんなハーモニーを奏でてくれるのか、全種類食べてみたくなります。

「浅野屋」では昼飲みが楽しめるのも、夜はダイニングバーの顔を持つ店舗ならでは。今回は取材を兼ねて訪れているので、さすがにアルコールはいただきませんでしたが、この日も隣のテーブルでは昼から若者たちがハイボールで乾杯し、楽しそうなひとときを過ごしていましたよ。次はぜひ、スープカレーを肴に昼飲み、チャレンジしてみようかな?

サッポロ スープカレー 浅野屋 ■住所:札幌市中央区南2西4-10 2・4ビル2F ■電話:011・271・8780 ■時間:11:30〜15:00 ■休み:火曜 ■席数:42席(分煙)(北海道ウォーカー・高橋結香)