本田圭佑(31)は退団を表明している所属先のメキシコ・パチューカを離れ、5月3日に帰国。翌日から日本国内で自主トレを再開させた。
 「当初はJリーグへの復帰も噂され、帰国前もアメリカを拠点に精力的に練習を続けていました。西野朗・日本代表新監督は本田を代表に復帰させ、彼を軸に攻撃陣を編成すると見られています。本田自身にもその話は届いているはずで、だから張り切っているんじゃないでしょうか」(スポーツ紙記者)

 アメリカに立ち寄った目的は、練習のためだけではない。“カネのニオイ”もプンプン漂わせていた。
 「ロシアでのワールドカップ後、本田は事業を拡大するようなんです」(同)

 本田は2015年からオーストリア3部チームの経営に参画している。自身が立ち上げた会社を介してだが、同チームからは'18年の契約終了を持って撤退し、その後はアメリカ2部相当のUSLに属するオレンジカウンティSCと“提携”していくという。
 「本田が経営に参加したクラブは、これだけではありません。'17年にはカンボジア、ウガンダのクラブ経営にも参画しており、オレンジカウンティで4クラブ目。海外のサッカー専門誌でも、本田がサッカービジネスに関心を寄せているという話が何度か掲載されました」(専門誌記者)

 そして本田の練習をサポートしたのが、このオレンジカウンティだった。だが、問題はロシアW杯後。本田は同大会で活躍して海外ビッグクラブからのオファーを待つつもりだが、それはあくまでも選手としての話で、同時に自身の出資会社の事業も拡大していく予定。
 「選手と実業家の“二刀流”というわけですが、最初は信頼関係を築いていた前代表監督のハリルホジッチ氏にも、最近では冷メシを食わされていた。サイドビジネスに熱中する様子を見て、切り捨てられたという見方もあります」(ベテラン記者)

 日本代表として存在感を見せなければ、ビジネスの世界でも同じ結末が待っていそうだ。