今週のテーマは「森山直太朗、好き♥」です。

先日、アーティストの森山直太朗さんが結婚されたとのニュースがありました。筆者としては、透明感のある抜群に歌がうまい男性で、でも『うんこ』なる曲をつくるアナーキーさも持ち合わせる、「一般人には理解しがたいザ・アーティストな世界の人」としてノーマークだったのですが、周囲のアラサー、アラフォー女性には、そもそもすこぶる人気が高い。「声が大好き」「トークが面白い」「笑顔がたまらない」「歌詞の言葉が美しくて古風な感じに癒される」「終戦間際を描く日本映画に出てきそうな佇まい」「無骨そうなところと繊細そうなところの絶妙なミックス」「チャラくないのにダサくない」「ひょうひょうとしてるのに嫌味がない」とまぁ、ちょっと「森山直太朗、好き?」と聞いたら、次々とコメントをくださいました。

そして、今回の結婚報道で、もともと高かった好感度がさらにアップして、アラサー&アラフォー女性のハートをロックオン。その理由が、結婚のお相手。

報道などによると、17年近く前からのお知り合いだそうです。この「ゆっくりしたペースで自身の気持ちを育んだ」感。お付き合いされたのは数年前とのことですが「出会ってすぐのスピード婚じゃない」ことは、自身を含め「30代40代男女の婚活ガツガツ感」に疲弊している人々への一服の清涼剤ともいえる癒しを与えたよう。また、森山さんと同じく音楽家であるというところも「お似合い」だし、さらに本人42歳、彼女41歳と年も近い。そこも大絶賛が寄せられています。大人の美しき同世代婚。

34歳の知人女性は、「男って、自分は40歳超えているのに20代の女と結婚したいとか言うし、芸能人も若いモデルとかグラビアアイドルとか、20代とばっかり結婚するじゃないですか。そういう芸能ニュース見ると、あぁ……って思ってすごくげんなりしちゃうんですよね。今回の結婚報道は、ホッとしたというか、森山直太朗の歌を聞いているときの“聞いてて安心する”っていう気持ちと同じです。耳なじみがいいというか、心がざわつかないというか」と感想を教えてくれました。本人が歌っているのを見ているときの印象と同じ。言いえて妙です。直接まったく接点がない芸能人について、わたしたちは「イメージ」でしか判断することができません。そして、もっている「いいイメージ」が恋愛や結婚で覆されることもママあります。とくに、優等生イメージ売りの人が不倫とか、ファンが恋人とか言っている人がうんと年下や年上と付き合っていたとか。それが、今回の結婚報道にはなかったということです。ご本人たちにとっては、誰に何を言われようと思われようと、どうでもいいことでしょうが、めでたしめでたしです。

では、なぜ、42歳の男性が年の近い女性と結婚すると、30代40代の女性たちは「すてきだな〜」と思うのでしょうか。

年齢でジャッジしていない感、上から見ていない感

上に登場した34歳女性のコメントに代表されるように、「一般的に40代男性は20代女性と結婚したがるから」という側面もあるでしょう。でも、20代の女性の多くが40代の男性と結婚したいなら、問題はありませんよね。しかし、リサーチしてみると、30代40代の独身女性で、「同じ年くらいの男性と結婚したい」と思っている人だけでなく、既婚の30代40代女性も、森山直太朗さんの結婚を「すてきだな〜」と思っているという事実があります。なぜでしょう。「同じ世代のほうが、共通項や話題も多く会話も弾むと思う」「年が離れていると理解できないことが多くケンカになったり、腹が立ったりすることが多いから」という意見が挙げられました。「男女平等社会の推進」や、安倍政権が押している「すべての女性が輝く社会づくり」の影響もあるのでしょうか。年を重ねるにしたがって、未婚も既婚者も個人として互いを尊重しあえ、依存しすぎない「友達夫婦」に憧れるという比率も高まるようです。

とはいえ、先週のこの連載でもご意見を紹介しましたが(先週の記事はコチラ)、現実的には厳しく、40代女性が婚活サービスなどを利用すれば「10歳以上年上の男性も結婚のお相手の視野にいれるべき」と言われ、婚活アプリに登録すれば、「いいね!」をしてくれたりメッセージを送ってくるのは「うんと年上」だったりします。もちろん実際に結婚してみたら、年が上の方とも友達夫婦になれるのかもしれません。でも、なれない確率のほうが高いと思ってしまいます。なぜなら、届くメッセージの段階で「上から目線」だからです。

「森山直太朗と奥さん、きっとステキなご夫婦になるんだろうな〜」「結婚するなら同世代婚がいいな……」と思いながら婚活している独身40代女性は、どのような気持ちでいるのでしょうか。当然、茨の道ということは理解しているのです。同世代バツイチなら進路が広がる?友達夫婦は諦めて年上や年下に切り替える?実際のところを聞いてみました。意外にも「直太朗婚ができないなら、結婚はもういいや」という意見も多く……。その2で紹介します。

「そうなんだーお似合いだよねー」以外の何も出てこない結婚。いい意味で。それが独身アラフォーの理想の結婚なのかも。

もうお一人様でいい?今の彼氏と結婚したい?アラフォーの同世代婚への思いは人それぞれ!?〜その2〜に続きます。