イブラヒモビッチ、“一発退場ビンタ”の衝撃は欧州にも拡大 「笑えるレッドカード」
相手にビンタをお見舞いし一発退場、欧州メディアでも続々ニュースに
米国サッカー、MLS(メジャーリーグサッカー)ロサンゼルス・ギャラクシーの元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチが信じられないような愚行で退場処分を食らった。つま先を踏まれた相手に対して、すかさずビンタをお見舞い。一発レッドカードが提示された衝撃シーンが米国内で話題を呼んでいたが、その反響は海を渡って拡大。欧州メディアも続々とこのニュースを伝えている。
最悪の形で脚光を浴びてしまった。21日(日本時間22日)のモントリオール・インパクト戦だ。前半41分にイブラヒモビッチは、執拗にマークする相手チームのマイケル・ペトラッソにつま先を踏まれた。
次の瞬間だ。右手でペトラッソの右側頭部付近にビンタをお見舞いしたのだ。崩れ落ちる相手と同時に、自身も右足のつま先を気にするそぶりを見せながら、うずくまったのだ。
誤魔化そうとしたが、見逃されるはずがない。ビデオ判定で確認したレフェリーは、ペトラッソにイエローカード。そしてビンタを繰り出したイブラヒモビッチにはレッドカードを提示した。“悪童”は両手を膝についてガックリとうなだれていた。
このプレーをMLSの公式ツイッターが公開し、ファンからは「ズラタンへのリスペクトが薄れゆく…」「ライオンの行動じゃないね」などと呆れられていたが、英衛星放送「スカイスポーツ」も「MLSのLAギャラクシーでズラタン・イブラヒモビッチがVARにより退場」と伝えている。
「国内の見出しを賑わせ続けている。笑えるレッドカードのおかげで」とロシアメディア
「元マンチェスターユナイテッドのストライカーが41分に暴力行為でレッドカードを示された。イブラヒモビッチの足を踏んだと思われるモントリオールのマイケル・ペトラッソを叩いたためだ」
記事ではこうレポートしている。
ロシアのテレビ局「ロシア・トゥデイ」電子版も「MLBのLAギャラクシーに移籍して以降、イブラヒモビッチが国内の見出しを賑わせ続けている――今回は相手選手を叩いて受けた笑えるレッドカードのおかげで」と報道。
長らく欧州でプレーし、未だ高い注目度を誇るイブラヒモビッチ。これまでもプレー以外の素行の面でも、たびたび騒がせてきた男の新天地での大暴れは、世界中に広がっている。(THE ANSWER編集部)