ソフトバンク・石川柊太【写真:藤浦一都】

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今季3試合対戦で防御率0.54、前回登板は無四球も「もうちょっと散らせた」

 23日、ソフトバンクの石川柊太投手が西武戦に先発する。今季、石川は西武戦3試合に登板して2勝0敗、防御率0.54と好相性。23日は対西武3連勝を狙う。

 チーム内ではダントツの6勝を挙げている石川が、得意の獅子退治に挑む。16日の楽天戦では6回1/3を被安打9、4失点と苦しみながらも援護にも恵まれて白星をゲット。無四球にも「自分の中ではいいようには思えるが、もうちょっと散らせたんじゃないかとも思う」と、あえて反省につなげるところがチーム勝ち頭の自覚ともいえるだろう。

 23日の登板について「とにかく低くストライクゾーンに投げ込むだけ。丁寧かつ大胆にいければいい」と、好相性の相手にも気を引き締める。最大の武器とするパワーカーブも「全員が全員、いい反応をしてくれるわけじゃない。前回は高めにいって今江さんに打たれた。低めに投げることを意識していきたい」と、徹底して低めへの投球にこだわっていくつもりだ。

 この3連戦はルーフオープンシリーズとしてヤフオクドームの屋根を開けて試合を行うが、石川がプロ初先発でプロ初勝利を挙げた昨年5月31日の中日戦もルーフオープンでの試合だった。23日の福岡は昼過ぎまで雨予報でヤフオクドームの屋根が開くかどうかは微妙なところだが、今の石川なら“縁起物”に頼る必要はないだろう。(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)