梅雨に入る前は小中学校の運動会・体育祭シーズンですが、ある『Twitter』ユーザーが小学校1年生の娘が「運動会の練習が嫌」と言って理由を挙げさせた話をツイート。さまざまな意見が集まっていました。

1年生の娘が学校に行きたくないと泣く。運動会の練習が嫌なのだという。何が嫌か理由をノートに書かせてみたら「運動会の練習で先生が怒る」「左でも右でもいいのに全員右に揃える」「一人が間違うと連帯責任」「間に合わないと、間違えると休み時間も練習させられる」。そら嫌だわ。日本の縮図。

「これが日本の文化DNA」というツイート主には多くの同意が集まっていたほか、「この時期に運動会するのは無理があるのでは」「連帯責任はいじめの助長になりやすいし効果がない」といった意見も見れられました。

ほかのユーザーからは、次のようなツイートも。

運動会は自治体のお偉いさんとか保護者とか地域の人が来るから主役は児童じゃなくて先生なんですよね
だからやたらと熱が入る
私も競技自体は嫌いじゃなかったけど開会式の練習とかで先生が怒るので、運動会本当に嫌いでした
卒業式も同じく

また、中学校は「もっとひどい」という話も。

中学はもっとですよ
「卒業くらいには規律正しくなるかと思います」ってような感じのことを担任が言ってました
えっ!軍隊に入隊させたっけ?って思いました
自分が子ども時代は流されていたのでわからなかったけれど、外からみると「おかしい」「なぜ?」がいっぱいの日本の教育です

「これも一種の洗脳」「トラウマを植え付けて可能性を潰している」といった声もあり、日本社会の構図と同じと見る向きもありました。もともと明治期のドイツなどの軍隊式の教育が発祥ということもあり、「なぜ運動会は軍隊的なのか昔から疑問だった」といった人も見られました。

「嫌になって当然」「言いたいことを嫌と言える子は偉い」といった娘への称賛の声も多数あった運動会の話。一方で「他人に迷惑をかけないと学ぶことは大事」「社会性の基礎を学ぶには必要」といった意見もありました。子どもの自主性と協調性を育てるのはどうするのか、学校まかせにするのではなく家庭でも考える必要があるのではないでしょうか。

※画像は『足成』より
http://www.ashinari.com/2010/06/06-337259.php [リンク]

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