夕暮れ時は神秘的な光景を見せてくれる

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日本の原風景は、不思議と心に安らぎや落ち着きを与えてくれる。三重県熊野市にある「丸山千枚田」もその一つだ。

【写真を見る】昼間の風景はのどかそのもの。青空と緑のコントラストが美しい

標高736mの白倉山の南西斜面に、約10000平方メートルにわたって棚田が広がる。一時期、枚数は減少したが現在は1340枚まで復田し、見下ろせる枚数は日本一と言われている。

その美しさもまた「日本一の棚田景観」と評され、一帯が見渡せる展望所からは感動モノの写真を撮ることができる。

ベストシーズンは、田に水が張られる5・6月、虫送りを行う7月など。夕暮れの光景はセンチメンタルで、それもまた感情を強く揺さぶる。

ぼーっと田を眺めていると、時間の感覚が「ゆっくり」に変わる。普段、仕事や生活にがんばるあなたこそ足を延ばして訪ねてほしい。「ちょっと休んでもいいよ」と、棚田が語りかけてくれるから。

【写真はここから撮ろう】県道40号線沿いの展望所(三重県熊野市紀和町矢ノ川)か、展望休憩所(三重県熊野市紀和町丸山327)から撮影しよう。いずれも千枚田の全景を見渡すことができる。(東海ウォーカー・東海ウォーカー編集部)