ブースターの声援にこたえるウイリアム・ピペン(左)とジョン・ヘリコプター・ハンフリー

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 アパッチが雄叫びを上げた。プロバスケ「bjリーグ」の開幕戦、東京アパッチと新潟アルビレックスの試合が5日、有明コロシアムで行われ、東京が93−90で、記念すべき初戦を白星で飾った。試合はオーバータイムにもつれ込む大接戦。勝利を引き寄せたのは、一発の3ポイントシュートだった。

 5分間のオーバータイム、残り1分13秒。東京のジョン・ヘリコプター・ハンフリーが放ったシュートは、大きな弧を描き、約9メートル先のネットを揺らした。瞬間、ハンフリーは拳をグッと握り締め、雄叫びを上げた。逆転の3ポイントだった。87−85。新潟の勢いを止める一発だった。

 前半は、東京ペースだった。第2クォーター終了時点で46−25。新潟は動きが硬く、9本与えられたフリースローも成功したのは1本のみ。新潟の廣瀬昌也ヘッドコーチは「前半は(ショーアップされた)環境になじんでなくて、足がまったく動いていなかった。新潟のまじめさが、硬さになった」と振り返る。

 だが後半に入ると、新潟が本来のプレイスタイルを取り戻して猛チャージ。相手のミスを着実に得点に結びつけ、第4クォーター終了時には82−82の同点になっていた。試合は5分間のオーバータイムに突入。もはや流れは、21点差から追いついた新潟に傾いていた。

 そこから再び流れを東京に呼び戻したのが、ハンフリーの一発だった。試合後、ハンフリーは「ギブアップしないことが結果につながった」と勝因を語った。昨年はABAのボストン・フレンジーでプレイ。あだ名の「ヘリコプター」は高校のダンクコンテストで記者につけてもらったもので、偶然にも当時から「アパッチ・ヘリコプター」と呼ばれていた。

bjリーグは「間違っていなかった」
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