文大統領(左)とトランプ大統領=22日、ワシントン(聯合ニュース)

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【ワシントン聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は22日(日本時間23日未明)、ホワイトハウスでトランプ米大統領と会談した。両首脳は北朝鮮の体制不安の解消について協議し、来月12日に予定されている朝米(米朝)首脳会談が支障なく行われるよう努力することで一致した。

 青瓦台(大統領府)の尹永燦(ユン・ヨンチャン)国民疎通首席秘書官は会見で、「両首脳は韓米両国に対する最近の北朝鮮の姿勢を評価し、北朝鮮が完全な非核化を宣言した際に発生し得る体制不安の解消策などについて協議した」と伝えた。

 尹氏によると、文大統領は「朝米会談の開催に対する北朝鮮の意思は疑う必要がない。朝米間の実質かつ具体的な非核化と体制安全に対する協議が必要」と強調した。

 両首脳はまた、朝米会談後、韓国と北朝鮮、米国の3カ国が朝鮮戦争の「終戦宣言」を行うことなどについても意見を交わしたという。