鯖専用日本酒「サバデシュ」(画像提供:吉久保酒造)

サバといえば、塩焼きや味噌煮など......さまざまな料理法があり、人気が高い。脂の乗ったまろやかな味わいを好む人は多い。しかもサバの産地は全国に広がっており、けっして高級魚ではなく、手ごろな値段で味わえるのも魅力の一つだ。

ところでサバ漁獲量日本一はいったいどこか、ご存じだろうか。実は2位長崎県を大幅に引き離して、トップに立つのは茨城県だ(2016年農林水産省統計)。サバ漁獲量日本一の茨城県にある老舗酒蔵が、サバ料理に合う日本酒「サバデシュ」を開発・販売し、話題となっている。

「これはタマらん......ホントに鯖と合う」

「サバデシュ」という名前にも驚かされるが、ラベル・デザインもかなりユニークだ。渋い日本酒というイメージは感じられない。サバのイラストと、欧文の商品名......、まるでワインのボトルのようだ。

ツイッターにはさまざまな声が寄せられている。


鯖専用日本酒「サバデシュ」(画像提供:吉久保酒造)

「単体で飲むとすごくとぼけた味なんだが、鯖と食べるとうまい」という感想だ。このツイートには2万を超える「いいね」が付けられている。

「鯖専用日本酒とか九州人のためにあるような酒だな」「サバラーな私はこれを買うべきでは」といった感想もあった。

「鯖専用日本酒は鯖によく合うぞ」「私このお酒好きだわ」「これはタマらん......ホントに鯖と合う」など、実際に飲んだ報告も続々と寄せられている。

Jタウンネット編集部は、鯖専用日本酒「サバデシュ」を開発・販売している、水戸市の吉久保酒造に電話で話を聞いてみた。

電話に出て答えてくれたのは、吉久保博之社長だ。

「サバというのは、みんなが好きな魚だと思います。そのサバに特化した、サバに合う酒は今までなかった。とことんサバにこだわって、サバの旨味が感じられる酒を造ってみたい、そう思いました」と吉久保社長。

「自社ブランドの酒10種類とサバとの相性を一つ一つチェックしていきました。サバと大吟醸は合わないな、純米酒とは合いそうだな、とサバ料理を変えながら、採点していったわけです。その結果に沿って、調合した結果がこの『サバデシュ』になりました」

辛口で、酸度が高く、アミノ酸を多く含むのが特徴だという。「サバを食べるためだけの酒です。サバの好きな方はぜひ試していただきたい」と吉久保社長は自信を見せた。

現在の販売状況は、茨城県内だけでなく全国から注文が殺到している。また台湾や韓国、米国など海外からも、引き合いが来ているという。

入手したい人は吉久保酒造のネットショップから購入できるが、酒店をとおして取り寄せることもできるとのこと。