南北連絡事務所に設置された直通電話(資料写真)=(聯合ニュース)

写真拡大

【ソウル聯合ニュース】韓国政府は21日、北朝鮮が23〜25日の間に行うとしている北東部・豊渓里の核実験場廃棄の式典取材に当たる韓国記者団の名簿を再度通知しようとしたが、北朝鮮は通知文の受け取りを拒否した。

 統一部の当局者は「今日の板門店連絡チャンネルは終了した」とし、「韓国側記者団の名簿は伝達できなかった」と述べた。

 この当局者は、釈迦誕生日で祝日となる22日にも板門店の南北連絡事務所は通常通り勤務する予定だと伝えた。

 一方、韓国側記者団は21日午前、北京に到着した。記者団は北京の北朝鮮大使館でビザを申請し、発給されれば22日に米国、英国、中国、ロシアの記者団とともに北朝鮮へ向かうとみられる。

 北朝鮮は15日、豊渓里の核実験場廃棄の式典の取材に関する通知文を韓国側に送付し、招待した記者は中国の北朝鮮大使館でビザの発給を受け、22日に北京から専用飛行機で東部の元山飛行場に到着すると案内していた。

 韓国政府は18日に南北連絡事務所を通じて韓国記者団の名簿を通知しようとしたが、北朝鮮が受け取りを拒否した。

 北朝鮮外務省は12日、核実験場を23日から25日の間に坑道を爆破する方法で閉鎖するとし、韓国や米国、英国、中国、ロシアのメディアの現地取材を許可すると発表した。