「香美市立やなせたかし記念館 アンパンマンミュージアム」。館内には、アンパンマンの大壁画やロールパンナちゃんの撮影スポットなどがある

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■ 色鮮やかな原画に魅了

絵本「アンパンマンとなめくじら」の表紙。誰しも1度は読んだことがあるはず

“日本のアニメ聖地88”に選ばれている高知県香美市の「香美市立やなせたかし記念館 アンパンマンミュージアム」(以下「アンパンマンミュージアム」)。「それいけ!アンパンマン」の過去のアニメ作品を上映するシアターや、アンパンマンたちが暮らす町をミニチュアで再現したジオラマなど、「アンパンマン」の世界を体感できるコンテンツが充実するミュージアムだ。

そんな見どころ満載のミュージアムで、「春の企画展『アンパンマンとなめくじら』」が開催中。1983年に創刊された絵本シリーズ「アンパンマン・ミニブックスシリーズ」の1冊、「アンパンマンとなめくじら」(フレーベル館、初版1984年)の絵本原画を紹介する展覧会だ。「アンパンマン」のテレビアニメが始まる1988年より前に描かれた初期の原画は、手書きならではの味わい深いタッチと色鮮やかな配色が印象的。「アンパンマン」をはじめ、ジャムおじさんやバタコさんなど、お馴染みのキャラクターの描き方が今とは少し異なるので、その変化を楽しむのもオススメだ。

そのほか、展示室では、アンパンマンのカレンダー原画や、キャラクターグッズも合わせて展示される。

■ おむすびまんの絵本原画も見られる!

展覧会を楽しんだあとは、「アンパンマンミュージアム」に隣接する「詩とメルヘン絵本館」にも立ち寄ってみよう。こちらでは、5月16日〜7月16日(月)の期間中、おむすびまんが主役の絵本「おむすびまん8 ほたるのもり」(フレーベル館、1994年)と、2000年にアニメ作品が放映された「ニャンダーかめん」シリーズの1冊、「ニャニが ニャンだー ニャンダーかめん(3)ミーコのへんしん」(講談社、2001年)の原画が展示される。

「詩とメルヘン絵本館」へは、「アンパンマンミュージアム」の入場券で入館できるので、ぜひこの機会にやなせたかしワールドを満喫してみては。(東京ウォーカー(全国版))