CBS MarketWatchによると、オンライン書籍販売大手アマゾン・ドットコムは3日、インターネット利用者が、本を1冊丸ごとではなく、ページ、または章(チャプター)単位で、必要な部分だけ購入できるサービス「アマゾン・ページズ」を来年から開始すると発表した。アマゾンでは、「例えばビジネスマンが、ビジネス書のベストセラー数冊からマーケティングの章だけ読みたいと思えば、その部分だけ買うことができる」としている。

  アマゾンはまた、ネット利用者の選択肢を増やすため、購入した本(印刷物)のデジタル版も利用者に提供するサービス「アマゾン・アップグレード」を始めるとしている。アマゾンでは、一例として、定価20ドルの本では、1.99ドル足した料金でデジタル版が手に入るとしている。こうしたサービスは、シアトルの「サーチ・インサイド・ザ・ブック(本の内容検索)」技術で可能になった。アマゾンは、本をページ売り出来るようにすることで、商品のバラ売り販売という、これまでにもネット上で起こっているトレンドを踏襲することになる。例えば、オンラインの新聞は個々の記事それぞれに課金するやり方を行っており、またオンライン音楽ストアはアルバムに含まれる個々の楽曲をバラ売りしている。

  一方、グーグルは同日、「グーグル・プリント」と名付けられた、著作権のない「パブリックドメイン」の本を閲覧できるネット上のバーチャル図書館の開館を発表している。【了】