去就に注目が集まるブッフォン photo/Getty Images

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世界屈指の守護神として、サッカー界を長年けん引してきたユヴェントスのイタリア代表GKジャンルイジ・ブッフォンだが、今季終了後の現役引退を示唆している。しかし、彼のことをよく知る姉ベロニカさんは、まだその時ではないと感じているようだ。

今年1月に40歳の誕生日を迎えたブッフォンは、以前から今季限りでピッチを退く可能性を口にしていた。そして、セリエA最終節(ヴェローナ戦)の2日となる17日に記者会見を開くことを発表しており、多くの地元メディアが「現役引退発表会見か」などと報じている。

こういった状況の中、一足先にインタビューに応じたベロニカさんは、弟の引退について聞かれ、「私はまだその件について、考えていないわ。なぜなら、ピッチでの姿を見れば見るほど、終わりが近づいている選手のようには見えないの」とコメント。伊『TUTTOSPORT』などが伝えている。

若い頃は、バレーボール選手として活躍したベロニカさん。自身の経験を踏まえて「私はバレーボール選手としてセリエAと代表チームでプレイしたけど、27歳の時に若くして引退を決断したわ。私は何も残すことができなかったの。身を引いて家族を作るべきだと感じたのよ。だから、引退したい理由はたくさんあったわ。でも、ジジ(ブッフォンの愛称)の場合は、なぜ引退したいと思うのかのかが謎なのよね」と明かした。

そして「40歳になったから、その時が来た? 彼はセリエA7連覇とコッパ・イタリア4連覇を成し遂げたユヴェントスで中心選手だった。ベルナベウでのチャンピオンズリーグでも、素晴らしいパフォーマンスを披露したのよ。ジジは世界遺産。ハイレベルなスポーツ業界にいた私が言うんだから、間違いないわ。私は彼の姉で、弟を本当に愛している。偏った考えかもしれないけど、私は本当に終わりの時だとは思っていないのよ。彼の目は辞めたいとは言っていないわ」と話している。

さらに、ベロニカさんは「私は彼に何度も聞いたんだけどね。ジジは良い男。いつも笑いながら『多分、こうするのがいいんだよ』って答えるの。姉として、元スポーツ選手としては、(引退するのであれば)「もうこれ以上ないから、僕は辞めるよ」って言葉が聞きたかったんだけどね」とブッフォンとの裏話を明かしつつ、もし現役を続行した場合についても言及。「彼をアメリカや中国で見ることはできないわ。ジジは常に勝利のために、目標を達成するためにプレイしている人だからね」と述べている。

はたして、ブッフォンの今後の去就はいかに。17日に行われる記者会見の言動に注目が集まる。

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