作品展のメインヴィジュアル。満開の桜が咲く日和山公園から、石巻市街を望む景色が描かれている/ (C) SEIZO WATASE/APPLE FARM INC.

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■ 季節感にあふれ色鮮やかな“わたせワールド”を満喫

(左から)ハートカクテルin石巻 夏、ハートカクテルin石巻 秋、ハートカクテル vol.17 スプリング・ジェントル・レイン、2018年オリジナルカレンダー 表紙

“日本のアニメ聖地88”に選ばれている石ノ森萬画館にて、コミック作家&イラストレーター・わたせせいぞう氏の原画展が開催中。代表作である「ハートカクテル」の35周年と、1989年より毎年描き下ろしてきたオリジナルカレンダー30周年を記念した展覧会だ。

「ハートカクテル」の原画をはじめ、オリジナルカレンダーの表紙原画などを紹介。なかでも初公開となる、本展覧会のために、わたせ氏が好きな港を題材として「風」をテーマに描き下ろした「ハートカクテル4枚連画」と、現在のタッチで「ハートカクテル」をリニューアルした「ハートカクテルR」の原画は、見どころのひとつ。

さらに、石ノ森先生への敬愛の念と石巻の復興へ願いを込めて描き下ろされた「ハートカクテルin石巻」春夏秋冬4作品が一挙公開される。

そのほか、さまざまな書籍の表紙、広告ポスターなど、イラストレーターとしても幅広く活躍しているわたせ氏のイラスト作品もラインアップ。

6月3日(日)には、わたせせいぞう氏によるサイン会を実施。当日、わたせせいぞう関連商品を1000円以上購入した先着70名に整理券が配布されるので、ぜひこの機会に参加しよう。

■ コラボフードも登場!

同館内にある展望喫茶「BLUE ZONE」では、展覧会オリジナルカフェコラボメニューを展開。コラボメニュー1品を注文すると、特典コースターがプレゼントされる。メニューは、「ハートカクテルin石巻」のイメージをそのままドリンクにした「石巻♥春ソーダ」600円や、わたせ氏が青春時代を過ごした北九州の名物を再現した「門司港焼きカレーin石巻」900円などがそろう。

鮮やかな色彩で描かれた「ハートカクテル」の世界に触れてみては。(東京ウォーカー(全国版))