気になる会社のスメハラ(臭いの公害)。上手な伝え方は

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「スメハラ」は相手に迷惑をかける行為であると自覚する

最近「スメハラ」という言葉が聞かれる。これは臭いの公害だが「パワハラ」や「セクハラ」と同じように扱っても良いのだろうか?基準の考えは「人に迷惑をかけているか否か」という点だ。においの素には、わきが、加齢臭、香水、デオドラント、整髪料、足のにおいなどがある。どれも「大好き」とは言ってもらいにくい種類のにおいだ。
それではどのような不快感があるのだろうか?

臭いが気になり仕事に集中できない臭いが強く気分が悪くなる臭いが目に染みる臭いが食欲をなくす

どれを取り上げてもそれぞれの人がそれぞれどの場面で不快に感じるかは想像に難い。体調でも違ってくるだろう。そんな厄介な臭いはさせないに越したことはない。

自分の臭いを相手に押し付けることのないように「自分の臭い」への強い意識と自覚が必要だ。


上司、目上の人、同僚などへの臭いの上手な伝え方

次のような伝え方が有効な方法なので試してみよう。

職場での伝え方・対処法7つのポイント1.アレルギー、つわりの人がいるので臭いには気を付け香水や、デオドラントなどはなるべくつけないようにと呼び掛ける2.会社全体で臭い対策に取り組み「スメハラセミナー」や「身だしなみセミナー」を定例化させる3.臭いに関する「アンケート」をとり傾向と対策をまとめた資料を本人に渡す4.外部から「臭いのクレーム」が出たと知らせる5.皆が使用する洗面所に口中スプレーや消臭スプレーを置き全員で使う6.上司には言いにくいのでその上司の上司に伝え、上の立場から話してもらう7.飲み会などで最近「スメハラ」ということが問題になっているとさりげなく話題に出す。仲の良い友人であればもう少しストレートに伝えても良いのでは

また仲の良い友人であればこんな風に話してみよう。

口臭が気になるけど具合はどう?
汗のにおいが気になるけど忙しいの?
靴の臭いが気になるけど汗をかいたのかな?
などです。

なかなか言いにくい「臭いの伝え方」。相手ばかりが気になりますが、自分の臭いに気付いていない方も沢山いらっしゃいます。上手な伝え方で相手もあなたも気持ちの良い暮らし方を心がけたいものですね!


【永田 之子:マナー・コミュニケーション講師】


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