恋愛研究家の六波羅ナオトです。

今回はペットのお話。ペットってカワイイですよね。筆者も猫を一匹飼っております。とある統計によると、犬の飼育世帯数は約720万世帯、猫は約550万世帯にものぼるそうです。飼育頭数になると、犬が約800万頭、猫が約950万頭だそうで、猫の方が飼育世帯数が少ないにも関わらず、頭数が多いのは多頭飼いが多いからとのこと。

最近では、独り暮らしの女性もペットを飼っているケースが多く、もはや「ペットブーム」なんていう言葉じゃ片付けられない昨今のペット事情。しかし、「ペットを飼っている独身女性は婚期が遅れる」という都市伝説めいた話を聞いたことがありませんか? 今回の恋愛メソッドはそんな都市伝説を解明すべく、ペットの話に切り込んでみたいと思います。筆者が考えるところ、飼っているペットが犬か猫かでだいぶ事情が違うようです。

あくまでも自分は自分という猫

猫を飼っている人はご存じのことと思いますが、猫は自立心が強く、人間に従属することがありません。人間に飼われていたとしても、猫にとってはあくまでも同居人。中には、誰か1人を親的な位置づけとして認識する場合もありますが、言いなりになったり、支配されるようなことはありません。

例えば、飼い主が失恋するなどして、落ち込んでいても積極的になぐさめてくれるようなことはまずありません。ただ、猫もバカではないので、飼い主が落ち込んでいることは敏感に察しているようですが、具体的になにかしてくれることは稀です。

逆に、丸一日、下手をすれば数日間もコミュニケーションをとらなくても、さほど気にしない猫も少なくありません。もちろん、お互いに甘えたり、激しくスキンシップを交わすことはありますが、あくまでも自分は自分の生活があり、干渉しない部分というのが存在します。猫は飼い主に従属しない以上、立ち位置はあくまでもお互いにイーブンであり、人間が保護者的な立場をとっていても、当の猫は「保護されている」なんて気持ちはこれっぽっちもないでしょう。

猫の心理、飼い主の心理

猫の飼い主の心理として、「たとえ、自分に恋人ができてもこの子はヤキモチを焼いたりしない」というのが少なからずあります。むしろ、今までの距離感さえ保てば、飼い主の恋愛なんて無関心というのが猫の心理と考えている人も少なくないのではないでしょうか。愛猫は「子供」というよりも、あくまでも「ペット」もしくは、「既に自立した子供」という感覚なのかもしれません。

ただ、気をつけないといけないのは、同棲するなどして猫のテリトリーに知らない人が住み着いたとなると、猫にとってはそれなりのストレスやプレッシャーになるのは当然です。また、飼い主に子供が出来るなどして、かかりっきりになってしまうと、構ってもらえなくなった猫はヤキモチをやいて、子供嫌いになることもあるようです。

筆者の知人が12年飼っているオス猫が、知人夫妻に子供ができたとたん、子供の服にマーキングしたり赤ちゃんを威嚇したりしたそうです。知人の分析によると、明らかに猫が子供にヤキモチを焼いて、実力行使に出たとのこと。

もちろん、猫も動物なので個性や性格があるので、全ての猫がそうではありませんが、環境の変化、特に引っ越しと新たな住人の加入には敏感なのでケアが必要ですね。

だいぶ横道にそれましたが、結論的にはペットを飼っている独身女性は婚期が遅れるという説は、ペットが猫である場合は当てはまりにくいということ。あくまでもお互いに独立した関係なので、ズブズブの関係には至らず、時には飼い主も人肌が恋しくなり、恋愛や婚活に走る、という説を推したいところです。

では、犬を飼っている場合はどうなのか? その辺りは後編でじっくり語りますので、ワンちゃんを飼っている人は、後編も是非読んで下さると。〜その2〜に続きます。

猫好きな人はどの種類の猫も好き。昨今の猫ブームは、そんな人たちに支えられている。