5月15日は沖縄が日本に復帰してから46年になる。

 翁長雄志(おながたけし)知事はコメントを出した。全文は以下の通り。

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 本日、5月15日、沖縄が27年間にわたる米軍統治下から日本復帰を果たして、46年目を迎えます。

 終戦後の灰燼(かいじん)に帰した沖縄で、県民が筆舌に尽くしがたい労苦を重ねながら、27年の歳月を経て、ようやく祖国への復帰を勝ち取った日です。

 今日に至るまで、全力で沖縄の発展に尽くしてこられた方々のご苦労を思うと、敬意と感謝の念がこみ上げてまいります。

 復帰以降、数次の振興計画により、道路、空港、港湾、学校、病院など、格段にインフラ整備が進んだ現在の沖縄を見ると、復帰直後の状況と比べ、隔世の感を禁じ得ません。

 また、経済面では、アジアのダイナミズムを取り込んで観光リゾート産業や情報通信産業が活況を呈し、完全失業率、有効求人倍率、小中学校の学力調査結果など、雇用、教育の面でも大きな改善が見られます。

 一方、雇用の質の改善や子どもの貧困の問題など、まだ解決すべき課題が残されております。

 特に、米軍基地問題では、今もなお、国土面積の0・6%に過ぎない沖縄に、在日米軍専用施設の約70・3%が集中しているという厳しい現状があります。

 いまだに沖縄県民は、日米地位協定が壁となって、米軍基地から派生する事件・事故、騒音・環境問題等に苦しみ、悩まされ続けています。

 私は、今日のこの日を迎えるにあたり、沖縄の将来を担う子や孫が勇気と誇りと自信を持ってもらえるよう、更なる県経済の発展及び県民福祉の向上に繫(つな)げるとともに、基地問題をはじめ、沖縄が抱える様々な課題の解決に向けて、決意を新たに全身全霊取り組んでまいりたいと考えております。