〈あらすじ〉

厳格な父親(ケヴィン・コスナー)に育てられたモリー・ブルーム(ジェシカ・チャステイン)は、競技中の事故でモーグル選手としてのキャリアを終える。ハリウッドのクラブでウエイトレスとして働きながら、常連客が主催する参加費1万ドルの高額ポーカー・ゲームを手伝い始めたモリーは、26歳で自身のポーカー・ルームを経営し、成功を収める。しかし、10年後にFBIに摘発され、全財産を没収される。ポーカーを止めた2年後、モリーはなぜか違法賭博の運営容疑でFBIに逮捕される。弁護を依頼されたチャーリー・ジャフィー(イドリス・エルバ)は、パブリックイメージとは全く違う彼女の素顔を知り、弁護を引き受ける。

〈解説〉

トップアスリートから高額ポーカーの主催者に転身した、実在する人物の素顔に迫る。『ソーシャル・ネットワーク』の脚本家アーロン・ソーキン初監督作。140分。

中野翠(コラムニスト)

★★★☆☆父親コンプレックスの強さやポーカールーム運営のしくみなど私にはよくわからず混乱。演者や画面作りには上等感あり。

芝山幹郎(翻訳家)

★★★★☆主演女優と相手役の台詞術が抜群で、思わず耳をそばだてる。頭の芯が醒めたジャンキーと饒舌な脚本はベストマッチ。

斎藤綾子(作家)

★★★★☆桁違いのギャンブル依存、餌になる金持ちを誘い込む経営手段、明晰なモリーの誠実さ、全てが実話の有り得ない面白さ。

森直人(映画評論家)

★★★☆☆題材も脚色も抜群なのに、音楽性の欠如した語りの堅さがもどかしい。言葉の多さを映画的に慣らす演出の弾力があれば。

洞口依子(女優)

★★★☆☆初監督A・ソーキンお得意の過度な言葉の洪水を楽しむカードゲームな仕立て。前半1時間は楽しむも後半やや混乱気味。


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INFORMATION

「モリーズ・ゲーム」(米)
5月11日(金)より、TOHOシネマズ 日比谷ほかにて全国公開
監督:アーロン・ソーキン
出演:ジェシカ・チャステイン、イドリス・エルバ、ケヴィン・コスナー ほか
http://mollysgame.jp/index.php

(「週刊文春」編集部)