ロシアW杯メンバー発表を控え、国内外で代表候補選手らがアピールを続ける中、今年1月にスペイン2部のクルトゥラル・レオネサへ移籍を果たした井手口陽介は、約4ヶ月で5試合と出場機会を減らしている。それでも西野朗監督は現地で彼のコンディションをチェックするなど期待は高く、井手口自身も厳しい練習を継続しているという。

すると13日、テレビ朝日「やべっちF.C.」では、代表選考を間近に控えた井手口のインタビューを放送した。

「毎日腐らずに練習を100%でやって、継続することに意味があるのでそこはがんばり続けてほしいとは(西野監督から)言われました」と切り出した井手口は、「試合に出れてない悔しさがあるので、その悔しさのぶつけどころは練習でしか補えない」とも語る。

それでも海外挑戦を決意した理由を訊かれると、井手口は「全てにおいてレベルの差が違いすぎた」とキッパリ。具体的に日本代表が昨年戦ったブラジル戦、ベルギー戦の2試合をあげると、「今すぐにでも行きたいっていう気持ちにさせられました」という。

この2試合で判断やパス、攻守の切り替えなど全てのスピードで差を感じたという井手口は、「すごく衝撃を受けました。子供と大人っていうくらい差を感じた。上には上がおるんやなって」と語り、世界との差を縮めるべく厳しい環境に身を置くことを決めた。

だがインタビューでは淡々と、それでいて多くを語らないため、番組スタッフから「インタビューとか苦手ですか?」といった質問も。これに対し、「苦手というか、目立つの好きじゃないし注目はされたくない方」と苦笑いを浮かべた井手口だったが、W杯については「日本の全国民が注目すると思うので、皆さんの期待に応えれるように、もし選ばれたら結果だけを求めてやりたい」と意気込んだ。