谷口徹

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 「男子ゴルフ・日本プロ選手権・第3日」(12日、房総CC房総=パー72)

 2位タイで出た谷口徹(50)=フリー=が4バーディー、3ボギーの71で回り、首位に1打差の通算5アンダー単独2位で踏ん張った。最終日は2012年ブリヂストンオープン以来となる区切りの通算20勝目を目指す。69を出した藤本佳則が通算6アンダーで単独首位へ浮上。連覇を目指す宮里優作は74と崩れ2アンダー7位、石川遼は75で3オーバー33位に後退した。

 50歳は決勝ラウンド進出者60人中最年長。谷口がベテランらしい味わいあるゴルフで優勝争いを盛り上げた。1番でティーショットがカート道で跳ね、ボギー発進となったが「カート道に当たるときはツキがある」と意に介さず、5番で手前から10メートル、7番も5メートルをねじ込んでバーディー。得意のパットで流れを呼び戻した。

 後半インは138ヤードの短い14番パー3で第1打を池ポチャ。「(打つ前にスロープレーの)計測の話があってイラッとした。集中力がイマイチでした」と苦笑いも、池手前からの3打目を見事なロブショットで1メートルにつけてパーセーブ。「こういう難しい設定ではグリーンの硬さ、傾斜、持ち球、スピン量。全てを計算して、外したときにうまくできないとスコアは作れない」と自画自賛した。

 最終日逆転Vなら12年日本プロ以来5回目の国内3大大会制覇となり、尾崎将司の大会最年長優勝記録(49歳109日)を22年ぶりに塗り替える。同時に12年ブリヂストンオープン優勝から足踏みをしている通算20勝にも到達する。

 「(野球なら)2000本安打に王手が懸かってから200打数ゼロ安打で、2軍落ちしていてもおかしくない。長いですよ」。独特の言い回しで逆転優勝への意欲をにじませた。