丸いApple Watchが登場?アップルが円形ディスプレイ技術の特許を取得


現地時間5月8日に米特許商標庁(USPTO)が公開した情報から、アップルが円形ディスプレイの特許を取得していることが明らかとなりました。

「Electronic device having display with curved edges(湾曲した縁を持つディスプレイを搭載した電子デバイス)」と称される特許は、応用例の一つとして時計らしきイメージ図を添付。将来的に丸いディスプレイのApple Watchが発売される可能性があるかもしれません。


今回明らかとなった特許は、円形ディスプレイの中に表示画素を効率よく配置するための技術的です。表示画素は矩形(四角形)ゆえに円形の本体における配置は非効率的で、信号ラインが混雑するボトルネックも生じやすいところを、これを解消しようとするアプローチとのこと。

この特許が最初に申請されたのは2015年12月で、初代Apple Watch発売から8ヵ月後のこと。早い時期から円形デザインの検討が始まっていたのかもしれません。

もちろん特許を取得したからといって、採用した製品が最終的にリリースされるとは限りません。アップルは数多くの特許を取りながら、その多くが永らく製品化の日の目を見ていないことが知られています。

とはいえ、Apple Watch初代モデルが発売されてから約3年、Series3までの基本的なデザインは同じ。ディスプレイの大型化やバッテリー駆動時間の向上などマイナーチェンジは噂されていますが、抜本的なデザインの刷新は聞こえてきません。

他社製品に円形スマートウォッチが少なくなからず登場したいま、アップルもユーザーのニーズに歩み寄るのかもしれません。